砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0163滴:遺言書に想いを託す

今でも、眼鏡をかけるときは、ウルトラセブンの諸星ダンの気分になって、 “ぶるるるるっるん”って心の中で軽くつぶやく@背後から脅かされると、 振り向きざまに、スペシウム光線のポーズを決める杉山です。

でも本当は、特撮よりもアニメの方が好きだったこんな私は、友達の会話 に合わせるためだけに、円谷プロの作品を勉強していました。

ちなみに、バルタン星人よりもシルヴィ・バルタンの方が好きな、小粋で 小生意気な少年でした。

さぁ、そんな帽子をアイスラッガーの代わりに飛ばして用水に流されたと きは泣いたってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■あまり他人には言いませんが、私は、 毎月遺言書をソッと書きます。

他人ではありませんが、ある意味一番危険な 妻にも言っていません。

■ぺんてる筆ペン「中字」で書いています。

自筆証書遺言方式で、ソッと書くんです。 自分の文字に酔いしれて、書いています。

■だからと言って、毎月書かなきゃいけないほど、 目先の財産が、増減する訳でもありゃしません。

そう、遺言書は、財産目録だけではないんです。

■そのときの自分のベストが、反映されます。

書き終わってすぐ死んでも、想いは託せた、 そんな文章を書き切ります。

■そう、死期を悟れば、見えないものも見えるものです。

目の前の預金通帳ではなく、もっと大切な何かが必ず、 文字になって表現されます。この世との決別ですから。

■遺言書は、究極の一人称なんです。

たった一枚の紙切れに、何人の登場人物が出てくるか。 この世との長いお別れに何を思うのか、面白いんです。

■申し訳ありませんが、こんな私は、 あと40年、死ぬ予定はありません。

できれば 100まで生きたいんです。

■ですから、姑息にも押印だけは避けて、 無効な遺言書にしている奴ですこの私。

だから、姑息なこんな私は、365日、 今日がピークだと、そう信じています。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

遺言書って堅苦しいものなんかじゃなくて、 最後の自分に宛てたラブレターなんだと、 そう思えばいいんです。

だから、遺言書は絶えず 日付の新しいものが有効です。

この住民放送も、以前と 違った内容になっていたら、 絶えず新しいものが正解です。

で、昨日、岐阜で地震がありました。

揺れる地震と燃える火事と落ちる雷が、 カマキリよりも怖くて大嫌いな私は、 これからカーマホームセンターで、 生き残りグッズを買ってきます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━