砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0536滴:王様と私

身だしなみを整えて、お年玉付年賀はがきの確認作業に入ったこんな私は、 予想だにしない結果に愕然とした@切手シートが5枚だけだった杉山です。

ちなみに、人生は6位入賞でも、不労所得に準じる懸賞は1等を狙います。

で、懸賞で当たった過去最高は、30万円のロイヤルコペンハーゲンです。

さぁ、そんな1等の車を狙う学生だった私は豪華な凹んだハゲなど要らん って思ったってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■熱い紅茶でお口の中の粘膜を傷つけた午後3時過ぎ、

ちょっとした友人から久し振りに電話がありました。 ちょっとした関係なので、大して仲は良くないです。

■そう、たった今、辞表を叩きつけてやった、ってね。

ま、なんでもいいんだがイチイチ私に報告されても、ちと困る。 仕方がないから紅茶のお供のお菓子の代わりに話を聞きました。

■私だって一生懸命に頑張っているのに。

私だって会社のためを思っているのに。 私だって遅くまで残業をしているのに。

■だから、国会の証人喚問じゃないんだから。

同じ言葉の「私だって」をリピートしては、 延々と自分の功績や努力を語っていました。

■シャトレーゼでスコーンを買って来るべきだった。

だから、会社と社員の関係って雇用関係ではなく、 主従関係なんです。そう、給料がもらえるだけで、

■御の字です。そして、「私だって」って言う言葉は、

対等な立場の人が使う言葉です。家来は使えません。 使える言葉は「こんな私なんですが」だけなんです。

■組織が上手く回るためには、どっちかが上でどっちかが下です。

そう、対等はあり得ません。だから、主従関係はいいことです。 同級生や兄弟で営む会社が続かない理由は対等を望むからです。

■で、最強の矛と最強の盾を併せ持つことは絶対に無理なんです。

そして、お互いが強くなったときは必ず向き合ってしまいます。 だから、矛盾です。お殿様と家来じゃなければ続かないんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

ですから、そいつには土下座をしてでも、 辞表を撤回してもらうんだと言いました。

じゃないと食って行けないんです。

で、一時の感情でカッコつけたところで、 あとあと苦しむのは家族と自分なんです。

で、労働組合がある大きな会社なら別ですが、 ご家族ご一同が取締役の小さな会社だったら、

お殿様と家来なんです。

雇用されるんじゃなく、隷属です。そう、 給料がもらえるだけでも感謝すべきです。

小言を言われても、また明日。 イジメにあっても、また明日。

そして、明日になったら、また明日。 だから、そう思えば結構、楽勝です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━