砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0873滴:壁

最近はパソコンのやり過ぎで目の疲れが激しくなってきたのでDELLの 壁紙を緑色のガチャピンにした@違った意味でなんとなく疲れる杉山です。

ちなみに、頭の中に浮かんだ最も健康的な緑色の物体がガチャピンでした。

ですから、緑色にしては少々薄いのと半分閉じた目がヤル気を損ないます。

さぁ、そんな古い98の壁紙のモー娘。の矢口を見ている方が元気になる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■昨晩は亀田選手のタイトルマッチを微熱があるのに観ていました。

勝ち負けの問題よりも試合の後のコメントが本当によかったです。 亀田選手は「おやじが常に壁になってくれた」と胸を張りました。

■この4ヶ月の間に日本中どころか世界中からもバッシングをされて、

生意気とはいえ若干、20歳の身にはきつかったことだと思います。 それに比べれば上司にイジメられることなどゴミみたいなものです。

■いい会社の環境とは社長が壁になってくれる環境です。

お客さんや仕入れ業者からの無理な要望にも壁になり、 できるだけ外圧から社員を守る社長が理想の社長です。

■ところが多くの社員の壁は社長自身となっています。

朝礼では親子のような関係を目指すと言いながらも、 いざとなったらお客さんと一緒に社員をイジメます。

■そして、なにか問題が発生すると自らが壁になるどころか、

差し障りのない社員から順番に前に押し出して盾にします。 談合3兄弟の知事のような身勝手な社長が本当に多いです。

■報告をしろと言うのでお客さんからのクレームを伝えると、

そんなことは自分たちで処理をしろと不機嫌な顔をします。 すると社員はお客さんからのクレームを一人で処理します。

■ある日、そのお客さんとバーに飲みに行った社長は、

社員が素早くクレームを処理したことを耳にします。 すると翌日、なぜ報告をしなかったんだと叱ります。

■その社員の素早い対応を褒めるどころか逆に叱りつけています。

それは自分一人が蚊帳の外に出されたような気がするからです。 すると社員はなにをどうしてよいのか途方に暮れてしまいます。

■分厚くて大きな壁は外にはなくて絶えず内に存在しています。

そして、出世をするためにはその意に沿わないといけません。 素行は別にして常に壁になった亀田選手のおやじは立派です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

いいときなどだれでも笑顔でいいことばっか言うものです。 問題は思ってもいない事件が発生したそのときの対処です。

その組織のトップが壁になるかならないかで器が分かります。 ほとんどのトップは談合3兄弟の恥ずかしい知事と同じです。

下の方の差し障りのない部下から順番に盾にしています。 そして、次第に上の方の盾を重ねて分厚い壁を作ります。

お殿様は絶対に天守閣で守られるものだと思っています。 だから、家来の足軽はお城の堀とか城壁にされるんです。

社員にとって理不尽な厚い壁は外にはなくて内に存在しています。 それを知りながらも割り切って出世をすることもまた正しいです。

品性とか素行の善し悪しは別にして、口だけの社長に比べれば、 壁となりカラダを張って息子を守った亀田のおやじは立派です。

第一、社長から朝礼で親子と同じと言われた日には、 普通の社員なら絶対に引くか心から嫌がるはずです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━