砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0657滴 ~落ちない平均台

夜の9時を過ぎると物理的に真っ暗になる我が家でも贅沢を味わいたくて、 すべての部屋の明かりを点けた@精神的に耐え切れなかった杉山一家です。

ちなみに、だれもいない部屋に明かりが点くと4人とも息苦しくなります。

ですから、基本的にはリビングのテレビに向かって横一線に座っています。

さぁ、そんな5~6月が一年で最も電気代とガス代の合計金額が安くなる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■リビングの天井の電球も換えられないほど高所恐怖症です。

また、エスカレーターでも手すりを持たないと乗れません。 でも、飛行機はどう言う訳だかまったく平気で大好きです。

■だって、実際の高さを感じないからです。

だから、あそこまで高いと割り切れます。 しかし、多くの人は割り切れないんです。

■高さが30cmで幅が10cmの平均台にはだれでも乗れます。

しかし、高さが1mを超えると同じ幅なのに怖くなります。 それってよせばいいのに下の景色しか見ていないからです。

■自分の立っている位置は変わらなくても、

周りの環境や状況がちょっと変化したら、 私も一緒に変わらなきゃって思うんです。

■そう、周りの景色が立派に見えたら、

きっと自分が小さく見えるはずです。 でも、それは単なる近視か乱視です。

■だから、問題は高さじゃなくて長さです。

平均台は幅が狭くならなきゃ落ちません。 そして、高さが増して落ちると思うのは、

■たったの自分一人だけなんです。だって、

平均台は決して上に昇るものじゃなくて、 10cmもある幅を横に滑るものなんです。

■要は、問題は見えない高さじゃなくて見える長さです。

いくら努力をしたところで平均台は高くはなりません。 そう、周りの景色が変わっても横に滑ればいいんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

などと偉そうなことを言っても、高いところはNGです。 それどころか高所以外にも閉所と先端の3点セットです。

だから、観覧車が耐えられません。だって、 ジェットコースターは一瞬で終わりますが、

観覧車のあのヤル気のない緩慢な速度って、 まるで真綿で私の首を絞めるかのようです。

高いし狭いし窓の外には錆びたビスが見えるし。嫌いッ。

だから、人生は平均台と同じように幅は一定にあります。 それに高さを感じる人は平均台じゃなく綱渡りなんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━