砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0734滴:部長の絶え間ない憂鬱

鏡に向かって「どうして出ないんですか?」「今、出たらまずいだろ」と ジョージアのCMを一人二役で楽しんだ@どっちにも似ていない杉山です。

ちなみに、暑い中、これだけのためにスーツを着て髪を七三に分けました。

ですから、最初からキムタクの方にはまったくチカラを注ぎませんでした。

さぁ、そんな自転車をこいで西友まで缶コーヒーを1本買いに行ってきた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■世の中のすべての部長が渡哲也に似ているとは思えませんが、

多くの部長はほとんど似たような悩みを持っているものです。 すべてにおいて絶えず疑心暗鬼に陥っている人が結構、多い。

■そう、売れている現状にも不安でなりません。

商品が売れたら来月は売れないんじゃないか。 契約が取れたら次ぎは取れないんじゃないか。

■そして、胃に大きな穴が開きます。

だから、とにかく悲観的なんです。 しかし、今は売れている状態です。

■たった今、楽しいって感じなければ、

この先、定年まで絶対に持ちません。 だから、部長は一番割に合いません。

■社長は打つ手はなんでも成功すると信じています。

主任はなにをやっても責任はないと思っています。 その間にいる部長だけが四六時中、悩んでいます。

■先日、小さな会社の部長と軽くお話をしました。

その部長が提案した企画の商品が売れています。 でも、その部長はまったく喜んでいないんです。

■ターゲットがまるっきり外れたからです。

だから、中年の女性を狙った商品なのに、 30歳代前半の男性が喜んで買うんです。

■それが部長には本当に耐え難いものに感じました。

でも、考えたからこそターゲットが外れたんです。 そう、考えもしなけりゃ矢は絶対に放たれません。

■要は、なんでもいいから売れりゃいいんです。

それにターゲットが違ってもお金は同じです。 そう、放った矢はどこに当たってもOKです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

社員が300名を超える規模の会社だったら別ですが、 それ以下の会社の部長なら絶えず悩みを抱えています。

中途半端なセミナーを受講したプラス発想の社長とか、 アフター5に給料の3分の1をつぎ込む若い社員とか、 その間に挟まれた住宅ローンを抱えた悩める部長とか。

そんな図式が東海3県の小さな会社では当たり前です。

でも、それは部長の大いなる勘違いです。だから、 自分がいなけりゃ困ると軽く調子をこいています。

だって、そこにいなきゃ困る社員や、 会社に必要な役職など存在しません。

今日、会社を辞めても明日から通常通り業務は回ります。 要は、いいときも悪いときも自分が原因ではありません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━