時計の針が0時を指したので42歳になった最初の自分を写真に撮ろうと、 洗面台の鏡に向かって髪を梳いた@とっても悲惨な初日を迎えた杉山です。
ちなみに、寝ぼけてギャツビーのフェイススクラブを髪に塗っていました。
ですから、前髪がザクザクになったのでお風呂を沸かして髪を洗いました。
さぁ、そんなお湯がもったいないので熱い湯船に浸かって2時間過ごした ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■最初に入社した大きな会社のまだホヤホヤの新入社員の時代に、
当時の部長がお客さん参りをするから車に乗れと命令しました。 大きな会社の部長と言ったらとっても偉い位の人だったんです。
■しかし、そんなことなど知らない私は「らじゃ~!」と言って、
年代もののクラウンの後部座席にどっしりと腰を下ろしました。 すると運転席の部長が「お前な、ハイヤーじゃねぇんだよ」と、
■明らかに不機嫌そうな声でルームミラーを見ながら言いました。
私は「は、はい」と不穏な空気に身の危険を感じて答えました。 と同時に“ハイヤーってなんなんだよ?”とジッと考えました。
■そして、部長はそれから2時間ほど懇々と説教をしました。
後部座席で「はい」と言う返事を30回は繰り返しました。 だから、助手席に座りゃいいんだろと心の中で呟きました。
■その光景は今でも400万画素並みの動画で覚えています。
そして、もっと鮮明に覚えているのは褒められたことです。 その部長は私のたまたまできた仕事を褒めてくれたんです。
■でもね、後部座席で懇々と叱られてる方がまだマシでした。
たまたまできた仕事を褒められるとリアルに辛いものです。 だって、それはたまたまできたんだから二度とできません。
■問題は、それがたまたまできたってことを知りながら褒めていることです。
だから、その部長は「やればできるんだよ」ってことが言いたかったのか、 単にハイヤーの運転手にされた腹いせで復讐したかったのかどっちかです。
■そう、世の中にある小さな会社の多くの社長は、
社員を褒めて育てると胸を張って言うんですが、 きっとほとんどイジメているのと変わりません。
■まともな社員は褒められると次の期待に応えられるかどうかを心配します。
まともじゃない社員は褒められると過剰なほどに調子をこいて終わります。 きっと褒められて育つ社員など1割もいません。まともな社員は辛いです。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
褒めるポイントってかなり難しいです。だから、 褒めていい部分が分かる人はなかなかいません。
なんでもかんでも褒めれば安い褒め言葉に感じられるし、 ここぞと褒めてもたまたま成功した部分だったりするし。
たまたまできた部分を褒められると本当に辛いものです。 だって、それが判例となっていつもそこまでできなきゃ、
さぼっているとか本来のチカラを出し切ってはいないと、 好き勝手に思われてしまうものです。たまたまなのにね。
でも、本当は褒められて育つものかも知れません。ただ、 褒めるポイントが限りなくズレている上司が多いんです。
サラリーマン時代に大嫌いなお客さんを車に乗せなきゃいけなかった私は、 その大嫌いなお客さんが後部座席にどっしりと腰を下ろし足を組んだので、
我慢できず「ハイヤーじゃねぇんだよ!前に座れ!」と怒鳴ってしまった。
でも、足を組まなかったら決して怒鳴ったりはしません。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━