曲や本の題名を書くときは決まって『卒業写真』のように『』で囲うけど、 バンバンの『『いちご白書』をもう一度』だけは悩む@潔癖症の杉山です。
ちなみに、あまり使いたくはありませんが『“いちご白書”を』とします。
ですから、昨晩もオリオン座を眺めてはこの曲を聴いて号泣していました。
さぁ、そんな私の美学に反するので『』を使った題名だけは慎んで欲しい ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■ダントツに優秀な営業マンが独立をしました。
彼は、ある商社のナンバー2的な存在でした。 社長からも部下からも恐れられていた男です。
■その彼が、自分1人の力を試したくて会社を興しました。
彼の口癖は「お前の代わりなどいくらでもいる」でした。 成績の悪い部下に向かっていつもそう怒鳴っていました。
■彼は「僕の代わりもいくらでもいるんですよね」と私に言いました。
そう、彼が去った会社は以前よりもさらに売上げを伸ばしています。 社員が辞めて困るような会社なんて絶対に世の中には存在しません。
■それどころか、風通しがズッとよくなるので、
抑えられていた部下たちが生き生きとします。 代わりはいくらでもいるというのは正解です。
■彼は、その会社にいたからこそ、
成績を上げることができました。 自分が優秀な訳でもありません。
■そこに会社があったからなんです。振り返れば分かりますが、
入った時期がよかったのと担当したお客がよかっただけです。 そう、自分の能力などそんなに立派なものではないはずです。
■たまたま舞台と大道具が自分に合っていたから、
優秀な営業マンを演じることができただけです。 間違っても頼りにされていた訳ではありません。
■パーフェクトにその役を演じることができただけです。
社長以外は、たった1つの小っちゃな駒に過ぎません。 あなたじゃなくても代わりの役者などたくさんいます。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
部長は部長の役を演じて課長は課長の役を演じます。 その役になり切れる人間が優秀なサラリーマンです。
でも、それは会社だけのことではありません。 家庭の中でも恋人同士でもまったく同じです。
だれかと少しでも接するときには、 その役を演じなければなりません。
間違っても疑問など抱かないで下さい。 昔からそーいうものと決まっています。
彼は「トップの器ってなんでしょうか?」と訊ねたので、 私は「思いっ切りアタックすることだね」と答えました。
トップとアタックが洗剤のことだとは、 彼は1cmも気づいていないようでした。
思うに、それがアリエールだったら気づいたと思います。
たった今、会社の中で調子こいてるマウス片手のあなた! こんなもの読んでいる余裕などありません。いいですか、
あなたの代わりを上手く演じる役者など腐るほどいます。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━