砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0807滴:木は育つほどに風を受ける

家の前でキンモクセイの甘い匂いに酔いしれていたら近所の子どもたちが、 背後から「おじさん遊ぼ!」とやって来た@ショックを隠せない杉山です。

ちなみに、小学生から背後を攻められるとはゴルゴ13としては失格です。

ですから、“だるまさんが転んだ”をやってそのまま遠くへ逃亡しました。

さぁ、そんな夕食時に子どもの親から遠まわしに嫌味を言われてしまった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■青年会議所(JC)を40歳で無事に卒業した人は、

ライオンズクラブかロータリークラブに入会します。 あたかもそれが成功者の証かのように思っています。

■JCではその経歴に関わらずお互いを君付けで呼び合って、

ライオンズでは名前の前後にライオンをつけて呼び合って、 ロータリーでは三角帽子を被ってクラッカーを鳴らします。

■まるで大人の幼稚園です。でも、その中には、

医者や弁護士や立派な社長がたくさんいます。 そう、そこそこ立派に勤めた人が集まります。

■だから、そこそこの人生で終わってしまうんです。

きっとそれまでは死にもの狂いにやったはずです。 しかし、ある程度まで来るとみんな思うはずです。

■なんだか最近、ちょっと風当たりが強くなって来たな、ってね。

大きな存在になればなるほど風当たりは必ず強くなるものです。 それはその人の重要度が増して存在自体に意味を持つからです。

■樹木は大きく育てば育つほど大きな風を受けるものです。

逆に言ったら育たない小さな苗木は風を受けられません。 せっかくそこまで成長したのにみんな森に紛れ込みます。

■それは自分と同じような地位の中に紛れると安心するからです。

でも、周りの連中はみんな第一線を退いて腰が曲がっています。 そう、老いた森に入ると自分までそれに合わせて低くなります。

■だから、太くて立派な樹木で居続けるためには、

できるだけ多くの強い横風を受け続けるんです。 古くて腐った土壌には立派な樹木は育ちません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

奉仕活動が終わったらメンバー全員が輪になって、 ライオンのようにウォーッ!と雄叫びを上げたり、

ライオンのマネをするおっさんがいる世界ですよ。 考えられます?私の常識の中では考えられません。

まぁ、それぞれの価値観があるのでなんとも言えませんが、 自分を“ライオン杉山”と言う世界はおかしいと思います。

でも、この世の中のために頑張っていただきたいものです。

これらの団体に限らずみんなどっかに属したいはずです。 あるところまで走り切ると大きな森を探したくなります。

でも、それはせっかく成長した幹を削るようなものです。 太くて大きな幹で居続けるためには絶対に一本なんです。

それはできるだけ多くの強い横風を必要とするからです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━