今年で70歳になる税理士と会食する機会がありました。
たいそう立派な料亭だったので、ジーンズ&Tシャツ with ビーサンの私は、 なんだか背中が痒くなってきました。
私の背中は、身に危険が迫ったり違和感を覚えると痒くなります。 いわば、私のセコムです。
杉山君:「普通の居酒屋だと思っていました」
税理士:「はッははっは!」
杉山君:「先生はいつもこんなご馳走を食べているんですか?」
税理士:「わしは70歳。せいぜい生きてもあと10年。 しかし、味が分かるのは5年だな」
杉山君:「はッははっは! で?」
税理士:「だから、晩飯は1800回しか味わえないんだよ」
杉山君:「ほう。。。で?」
税理士:「一食一食を大切にしたいから、美味いものしか食べないんだよ」
杉山君:「なるほど~♪」
ここで最初で最後のクエスチョンです。
この税理士は、大きな勘違いをしています。その勘違いとは何でしょうか?
スーパーひとし君をまだ使っていないというか使い方を知らない上村健司君、 当てたところで最下位です。
正解は、この税理士はあと20年以上生きることと、 あえてまずいものを食べないと本当に美味しいものの味は分からない。
の2つが正解です。もっと言えば、まずいものの中に美味しさがある。
一人芝居も疲れてきたので、そろそろ一筆後記で流します。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
毎日、すき焼きやとんかつを食べていたら、 何が本当に美味くて何が本当にまずいのか分からないじゃないですか。
う~ん。。美味いものを書こうとしたら、 すき焼き&とんかつしか思い浮かばなかったとっても庶民的な自分が可愛い。
そこで、まずいものって簡単に思い浮かびますでしょうか?
れっつしんきんぐたいむぼかん
個人的にはドロンジョが大好物
今、あなたの頭に浮かんだものは、まずいものではありません。
それは、食べられないものです。
例えば、私の頭の中に「とろろ」と「トマトジュース」と「焼きナス」が 鮮明に思い浮かびました。
でも、これらってまずいんじゃなくて生理的に受け付けられないだけです。
そう、最近では食べられないものはあってもまずいものはとっても少ない。
苦しい中に楽しさが存在する。辛い中に快楽を見出すことができる。 まずいものの中にちょっとしたほのかな美味しさを感じるものです。
だから、まずいものを積極的に食え!
むちゃくちゃな着地点になってしまいました。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━