砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0893滴:みんなのうた

歩いて10歩の場所にある実家から「クロネコがお米を届けに来たよ」と、 パン職人の義父が小包を持ってきた@お米にしては軽いと思った杉山です。

ちなみに、その小包を開けると中には『クリーム大福』が入っていました。

ですから、送り状に記載してある差出人の住所が福岡県の久留米市でした。

さぁ、そんな恐らく久留米市の「米」だけが義父の脳裏に焼きついたんだ ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■今までにないとっても面白いお仕事を頼まれました。

岐阜市内にある小さな会社の社歌を作るお仕事です。 社歌とはその会社のテーマソングみたいなもんです。

■おぉ!社歌ですか!般若心経じゃないですよね。

私はいつになくテンションがはね上がりました。 恐らく私が30年前にこの世に誕生していたら、

■今の阿久悠は存在していないと思うくらいです。

しかし、社長は私に作詞・作曲を依頼しました。 阿久悠には勝てますが都倉俊一には敵いません。

■どうやら私がピアノを弾けると思い込んでいるようです。

だから、私は今は熟成する期間だと作曲だけ断りました。 ウケを狙った私の回答に社長は本気で頷いてくれました。

■結局、作曲はピアノが弾ける若い女性社員が担当することになりました。

私は生徒にやたらと厳しいピアノの先生の竹内圭子さんを勧めましたが、 社長は関東に住んでピアノを弾く女性にコンプレックスがあるようです。

■関東と言っても千葉の鎌ヶ谷だから岐阜の関市と同じ程度です。

私は作曲担当の若い女性と3人の社員と打ち合わせをしました。 すると私だけはハイテンションなんですがみんなは真っ暗です。

■私は「どうしたいんだい?ベイベー」とその場を盛り上げようとしたら、

3人の社員の中の一人の男性が「社歌ができたら毎朝歌うんですよ」と、 スティービー・ワンダー子と私が名付けた女性とため息を漏らしました。

■え、私はみんなが嫌がるようなお仕事を喜んでやっているんだ。

そのとき私の肩甲骨から骨盤に向かって寒気が走り出しました。 たしかに私でも毎朝社歌を歌えと言われたらヤル気は萎えます。

■それから約2時間程度、その若い4人といろいろとお話をしました。

社員のモティベーションを上げるために社長が考えたのが社歌です。 それがかえって逆効果であることを私は社長に伝えて終わりました。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

■おぉ!社歌ですか!般若心経じゃないですよね。

ちなみに、般若心経の釈迦と社歌を掛けたんです。

社長はよかれと思って一生懸命に知恵を絞ったウルトラCですが、 それがかえって逆効果になることの方が往々にしてあるものです。

私も社歌の制作依頼を受けたときに一歩引いて考えるべきでした。 モーレツに舞い上がってしまって我を忘れて暴走しまくりました。

ゴメンね、スティービー・ワンダー子。

ちなみに、未完成ですがサビの部分だけちょっと作詞をしました。


ホウレンソウ(報・連・相)がなくたっていいじゃないか、Baby! だって、部長も課長も肉食なんだぜ!

今日売れなくたって明日があるさ。 明日売れなくたって明後日があるさ。

そうして会社は回って行くんだ、Oh!Yeah!

上記の中の「そうして会社は回って行くんだ」という歌詞に、 ガリレオの地動説を絡めようと考えていた矢先のことでした。

今のところ著作権は発生していませんのでお使い下さい。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━