砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0897滴:あるクレーマーの誕生

パソコンで「近々」と打ち込むときにいつも「地価じか」と打ち間違える @「ちかぢか」と打たなきゃ出て来ないのに「ちかじか」と打つ杉山です。

ちなみに、ぢは「DI」ですが、じは「JI」でも「ZI」でもOKです。

ですから、絶対に打ち間違えるので最近では「きんきん」と打っています。

さぁ、そんな「地面」が「ぢめん」じゃなくて「じめん」なのが不思議だ ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■たしかにクレームと誹謗中傷とはまったく質が異なりますが、

クレームを言うお客さんを大切にし過ぎることもいけません。 クレームが我が社には必要だと言い切る社長とお話しました。

■その社長はクレームを言うお客さんたちを大切にして、

自社の商品開発や社内システムの構築を整えています。 一見、合理的で素晴らしいことのように目に映ります。

■しかし、それってきっといつかは厄介なことになるはずです。

だって、クレームを言うお客さんを過剰に大切にし過ぎると、 そのお客さんたちは無理にでもアラを探そうとするからです。

■要は、善意でクレームを言ってくれたいいお客さんたちが、

中途半端な正義感に目覚めて立派なクレーマーとなります。 そう、鬱陶しいクレーマーを作る原因は会社側にあります。

■思うにクレームを言うお客さんなどテキトーにあしらって、

クレームとなってしまったその原因を改善すればOKです。 お客さんを認めるんじゃなくて事実だけを見つめるんです。

■クレーマーとなるお客さんの条件は次の3つです。

1.正義感に燃えてアラを無理矢理にでも探す人。 2.とにかくだれとでもいいから今、闘いたい人。 3.お話する人がいないので構ってもらいたい人。

■そして、その発生を助長するのはいい人ぶった会社なんです。

常識的に考えれば、文句を言われて喜ぶ人などまずいません。 文句を言う人など放って置いて文句の中身を改善するんです。

■それが単なるクレームだったらまだありがたいと思うんですが、

恐らく丁寧に扱われて勘違いした人がクレーマーとなるんです。 クレームのストーカーを作るのは毅然としない会社のせいです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

クレームは我が社にとって最も大切な『お客さまの声』です。 といういい人ぶった会社は日本中に腐るほど存在しています。

私は間違ってもクレームなど1件も要りません。 気分が悪くなって甘いもんも酸っぱく感じます。

たしかに単なるクレームを言ってくれる人っていいお客さんです。 ほとんどのお客さんはクレームを言わずに黙って去って行きます。

でも、その人たちをいいお客さんと思って大切にすると、 確実に映画『ミザリー』みたいなストーカーとなります。

本当に怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ。 でも、それはすべて会社のせいなんです。

私がクレームを言われたときは相手が気持ち悪くなるほど従順です。 あまりに素直過ぎてもう二度と言う気も起きないように調教します。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━