砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0909滴:やさしい税理士

ポインセチアで大盛りのミート・スパゲティを食べて気持ちよく帰ったら、 ポストにA4サイズの封書が届いていた@テンションが下がった杉山です。

ちなみに、その封書の中には平成18年分の確定申告書が入っていました。

ですから、毎年この時期には積極的にポストを開けないようにしています。

さぁ、そんな気分転換のためにコメダ珈琲でシロノワールを一気に食った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■平成18年分の確定申告をやらなければいけない。

昨日、98のバイオを立ち上げてそう呟きました。 98のバイオは確定申告用にしか使っていません。

■珈琲を片手に久し振りに立ち上げるとそこには、

私に向かって微笑むモー娘。の矢口がいました。 その壁紙を見ながらある社長を思い出しました。

■その社長は顧問税理士に言われるままに8ヶ月前に会社を設立しました。

でも、夫婦だけでやっているので会社を作る必要はまったくありません。 人のいいその社長は「税理士さんが本当にやさしい」と言っていました。

■人のいいその社長から顧問税理士の話を訊いて、

私は合法的な詐欺師だなと心の奥で呟きました。 そう、顧問先を食いもんにする税理士なんです。

■税理士は「会社にすると生命保険の掛け金が経費になります」と言って、

なんとか生命保険会社の担当課長と女性社員と3人で社長を囲みました。 税理士が「経費になります」と言うだけでとってもお得な気になります。

■そして、人のいい老夫婦は会社を設立したんです。

税理士はあと3年も続かないと分かっていながら、 生命保険の手数料が欲しくて会社を作らせました。

■私が思うに生命保険を売り込む税理士にろくなもんはいません。

税理士ってシャープかカシオの電卓を叩くことしかできません。 帳票に数字を並べることはできても読み取ることはできません。

■私はその税理士事務所を調べるためにググったよ。

案の定、1年前に自社ビルを建てたばっかでした。 10年で返済するためにお金が欲しかったんです。

■だから、ほとんどの税理士は短期の返済を美徳と思っています。

私は老夫婦に「きっと次は相続の話をしますよ」と言いました。 すると翌月に「相続対策をしましょう」と奴は言ってきました。

■生命保険を掛けさせて、死んだら相続税の申告までやるつもりです。

私は「一本電話入れましょうか?」と言いましたが、その老夫婦は、 それでも「やさしい先生だから…」と消えるような声で呟きました。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

いくら経費で落とせるといったところで、 高齢だから保険料がとっても高いんです。

それに経費って儲かっている会社しか使うことができません。 儲かっていない会社で経費を使っても赤字が膨らむだけです。

ま、こう言ってはなんですが、 弁護士や税理士などの士業は、

人を間違うと経済ヤクザです。

当然、マジメで正義感に燃えて働く人たちは多いですが、 それと同じだけ正義感の欠片もない人たちも多いんです。

基本的に自社ビルを建てて間もない事務所は必ずお金に走ります。 お金に走らなくても自社ビルを建てた時点で先が読めない人です。

資格や肩書きを信じてそんな人の意見を鵜呑みにすると、 二度と戻ることのない貴重な人生をパーにするだけです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━