砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0927滴:六法全書には載っていない大きな犯罪

4月から中学校に通う娘が塾の試験で「5月3日は何の日」という問題に、 自信を持って「牛の日」と答えた@冗談であって欲しいと思った杉山です。

ちなみに、本人は「土用の丑」のつもりで答えたのだと父親は推察します。

ですから、どっちのウシにしたところで私の教育方針の限界を感じました。

さぁ、そんな「11月3日は?」という問題には「第3日曜日」と答えた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■そのとき私は名古屋のいつもの場所にズッと立っていました。

そこは金の時計と呼ばれて待ち合わせ場所としては有名です。 その時計の下で一昨日の午後2時半にお会いする予定でした。

■別に私の方が会いたい訳じゃなくて、

お客さんから頼まれて伺ったんです。 彼は重要な相談があると言いました。

■しかし、人ごみの中で金の時計の長い針が、

午後の2時半を5分過ぎても彼は来ません。 だから、私は高島屋でケーキを買いました。

■5分も待たせる時点でそれは重要な相談ではありません。

それに呼びつけたその相手を待たせることは失礼ですが、 時間に間に合ったところで相手より遅いこともNGです。

■だって、こっちは別に会いたくもないんだから。

金の時計は待ち合わせ場所としては有名なので、 サラリーマンやOLたちでごった返しています。

■そのような劣悪な環境の中で、

頼んだ私に探させること自体、 すでに失礼としか思えません。

■それに私はメガネをかけても視力が 0.7なんだ。

すると2時45分に私のケータイが鳴りました。 私はケーキを選んでいたので電源を切りました。

■昨日、私を呼びつけた彼から電話がありました。

彼は「少しくらい待ってくれよ」と言いました。 私は「5分も待ちましたよ」と吐き捨てました。

■きっと彼は毎月私に顧問報酬を支払っているという自負があります。

私は「私の貴重な人生の中の5分を奪った罪は重い」と言いました。 ましてや交通費や往復の時間まで含めると強盗と同レベルの罪です。

■たかが5分くらいと言える立場は、そっちではなくこっちだけです。

5分でも1時間でもこっちにすれば同じくらいの価値があるんです。 自分にとってなにかが起きる偶発性は5分でも1時間でも同じです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

東京から名古屋の忘年会に時間厳守で金の時計の下に来た男性です。

当然、私を呼びつけた彼とは縁を切りました。 重要な相談と言ったから5分も待ったんです。

じゃなきゃ、約束の時間の3分前に帰ります。 約束の10分前にいない時点でもうダメです。

そっちが呼んだんでしょ。 こっちは磯が死んだから。

私にとって素晴らしいことが起きる可能性がある瞬間は、 今から1分後かも知れないし10時間後かも知れません。

だから、たかが5分と言える権利は相手にはありません。

人の二度と戻らない貴重な人生の中の5分を奪うことは、 数億円の金品を強奪することよりも重いと私は思います。

そんなことも分からない外道とは弘道は付き合いません。

時間厳守のマジメなウッチーがみなさんにお約束をしたいそうです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━