砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

早春のペペロンチーノ

僕は孤独だった。月末で磯が死んだ状態の僕は空腹だった。ガスの点け方は学んだ。僕は静かに麺を茹でた。ペペロンチーノだ。一人きり春の訪れを肌で感じた。罪のない冬は人知れず去っていった。僕は黙って火を消した。いい香りだ。眞鍋かをりは「を」だ。麺を200グラムも茹でてしまった。