砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0944滴:将来の議論と過去の口論

メールによく「私なんか・・・」と書いて送ってくるお客さんがいますが、 なんでもいいけど「私なんか…」と書いて欲しい@無駄が嫌いな杉山です。

ちなみに、この「…」を表示させるには「てん」と打ち込んで変換します。

ですから、バリに住むKEIKOよ!メールの開封確認だけは止めてくれ。

さぁ、そんな最近メールの文句ばっか言っているのでだれも送って来ない ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■私はいつも怒っていると変な勘違いをされています。

高校生のときも英語の授業で手を上げて発言したら、 池田先生が「杉山、オレを怒るな!」と言いました。

■英語の文章も綿引勝彦のような声で読むからです。

大人は判ってくれないと若い私は思ったものです。 だから、そんな大昔のことはどうでもいいんです。

■私が怒るのは理不尽な対応をする役所がほとんどです。

それ以外は、あまり怒りません。ちょっぴり高圧的で、 3日間くらい悩んでしまうような注意をする程度です。

■そして、熱い議論もほとんど交わしません。

それができる相手が本当に少ないからです。 まともに議論ができる人はそうはいません。

■今さら言うまでもなく、会社の会議は報告会議です。

それに「売上げを上げろ!」と社長から怒鳴られて、 その翌月にノルマを達成できる社員は独立をします。

■だから、マウス片手のみなさんは、きっと

今までに議論をしたことがないと思います。 やったと思うその議論はおそらく口論です。

■ほとんど人は「私が○○する」とは宣言せずに、

「私は○○だった」という昔の栄華のお話です。 だから、議論のつもりが口論になっちゃいます。

■議論は将来に向かって自分のミッションを述べるものですが、

口論は過去の華やかな成功体験を自慢する幼稚なケンカです。 議論で相手を罵倒することはあり得ません。それは口論です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

本当にまともな議論を交わせるまともな相手はそうはいません。 第一、会議や打ち合わせの意味を分かっている人も少ないです。

たとえば、会議や打ち合わせをするときに、 日時と場所を知らせるだけなら無意味です。

それが始まる1ヶ月前に議題と考え方のシートを渡して、 当日にはその書き込んだシートを持参するのが正解です。

たったそれだけで、口論ではなく議論ができるはずです。

そして、自分が書いたものを読み上げるだけで十分です。 それをみんなで客観的に判断して選出するだけなんです。

会議や打ち合わせなんてその程度で十分だし、 その程度で終わらなければいけないものです。

本当に議論ができる優秀な人なら、 口論をする人とは向き合いません。

だから、目の前の嫌な奴と口論をしていると感じた人は、 自分もそいつと同じ程度の自慢話が好きな人間なんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━