砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1018滴:担当者の憂鬱

ペペロンチーノを食べていたら右下の奥歯に詰めてあった銀の塊が取れた @屋根に投げようとしたら「歯医者に持って行け!」と叱られた杉山です。

ちなみに、上の歯が抜けたら縁の下に投げるのですが縁の下がありません。

ですから、水が染みるのでキシリトールガムを凹んだ溝に押し込みました。

さぁ、そんな首から上を治療する病院で一人で行けるのは耳鼻咽喉科だけ ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■なにをやるにしても「担当者」は必要です。

たとえ、社長から強引に押し付けられても、 それを引き受けた以上は立派な担当者です。

■そこで担当者の心構えというか役割りについてなんですが、

ほとんどの人は「目標を完遂すること」だと思っています。 絶対に引き受けたプロジェクトを成功させてみせるってね。

■まったく違います。

やってできるなら、 会社は潰れません。

■世の中に潰れる会社があるということは、

やってもできないという立派な証拠です。 そして、それはすべて担当者の責任です。

■そう、必要以上に担当者が頑張っちゃうから、

会社はニッチもサッチもいかなくなるんです。 一人が頑張ったところでたかが知れています。

■そして社長は、もう限界だと思って「止めるか?」と訊ねます。

すると担当者は「はぃ」と申し訳なさそうにうなだれるんです。 決して担当者は自分の口から「止めましょう」とは言いません。

■だって、それが恥ずかしいことだと思っているからです。

しかし、社長からタオルを投げ込まれたときは末期です。 たしかに社長の決断も遅いんですが担当者も悪いんです。

■このプロジェクトを止めましょうと言えるのは担当者だけです。

だから、目標を完遂することが担当者の役割りではありません。 自爆スイッチを押せるのは社長ではなくて担当者だけなんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

いつ止めればOKか把握できるのが担当者です。 そのプロジェクトは絶対にいつかは終わります。

5年も続くプロジェクトは平成に入ってからは存在しません。 いくら調子がよくても2~3年もすれば必ず限界を感じます。

そのときに頑張ったり踏ん張ったりする担当者は間抜けです。 いいときを知っているから「もう一度」と頑張っちゃいます。

しかし、どう考えてもいいときは二度と訪れやしません。 だから、社長に「止めましょう」と言えるかどうかです。

売上げを上げることが役割りではなくて、 傷口を最小限に抑えるのが職責なんです。

売上げなんてそこらの社員でも上げることができますが、 傷口を広げないようにできる人間は担当者しかいません。

絶えず右手に自爆スイッチを意識しながら働くことです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━