彼は酒をあおると「あなたは自分勝手だ」と呟いた。私は「なぜだ?」と、 彼をキッとにらんで叫んだ@安い居酒屋で三重県の社長と飲んだ杉山です。
ちなみに、私が卵焼きの端っことトンカツの真ん中しか食べないからです。
ですから、前者は決して半熟ではないし後者にはきっと脂身がありません。
さぁ、そんな動物占いで「心がない」と言われた以来の激しい屈辱だった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■お金を稼ぎたいと思ったら汗を掻くことです。
でも、汗を掻く場所は額だけとは限りません。 額じゃなくても脳ミソに汗を掻けばOKです。
■額にも脳ミソにも汗を掻かずに手にしたお金を「悪銭」と呼びます。
また、いくら脳ミソに汗を掻いたところで悪巧みなど言語道断です。 悪銭も福澤諭吉の色は変わりませんが、絶対に手元には残りません。
■幼い頃に虐待を受けてお金しか信じられなかった女性が目覚めました。
毛利弥江。きっと37~38歳。今回の【砂金の人々】の取材先です。 実の親からビール瓶で殴られ続けた頃は、すべてを拒否していました。
■なにも信じられなかった。ただ、お金さえあれば、
自由になれると思っていました。お金が善でした。 儲かることならなんでもやってお金を貯めました。
■そこらのOLとは桁が違うお金が預金通帳に入りました。
すると不思議なことに、あれだけお金が欲しかったのに、 お金がモーレツに入れば入るほど空しくなってきました。
■お金しか見えていなかった。自分の周りがまったく見えていなかった。
弥江さんは「マルチの100万円と八百屋の100万円とはちゃうで! 悪銭の100万円はな100万円以上の損失となって返って来んのや」
■また「悪銭はなにがあっても身につかへんねん」と力強く言いました。
だって、自分の欲を満たすためだけにかき集められたお金だからです。 そして、我欲の果てにかき集められたお金は@言う間に消え失せます。
■我欲が強いとつかみに行くばっかの人生になります。
儲かる話にはなんでも首を突っ込む畜生となります。 でも、我欲がないと幸せが向こうからやって来ます。
■弥江さんは「幸運の女神に好かれる自分を作ることや」と私に説くと、
「幸運の女神はな我欲のない人には勝手に来よんねん」と続けました。 扉の向こうに女神はいます。でも、つかもうとすると逃げちゃいます。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
自分に暗示か呪いをかけて年齢を重ねるごとにキレイになる女性です。
あと、弥江さんを取材して印象に残ったのは、 ちょっと変わった我欲についてです。それは、
なんでも相手にタダでやってあげることです。
たとえ100%善意だとしても相手にタダでやってあげるということは、 自分の徳を積むことはできても相手に対してはとってもNGなことです。
相手はきっと「ラッキー」と味を覚えてしまいます。 するとそれを望む欲が深い人間となってしまいます。
だから、最終的には善意が悪しき罪と成り果てます。
相手にタダでやってあげるということは、 単なる自己満足どころか悪しき我欲です。
ってことで、弥江さんの取材は今回で2回目となりましたが、 前回の幼い頃の体験から今の仕事へのつながりを書きました。
どんなに苦しかった経験も死ぬほど辛かった思い出もお金では買えません。 弥江さんは「1人でも多くの人の不幸の種を取り除きたい」と言いました。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━