小学4年のとき岐阜市北山にある書道教室に通えと親から命令された僕は、 先生の理不尽な行動に耐え切れず2週間でやめた@傷つきやすい杉山です。
ちなみに、僕が書いた文字の上から先生が朱色で上書きしやがったんです。
ですから、幼い心を冒涜するような行為が少年の心に深く傷を残しました。
さぁ、そんな先生の娘が好きな同級生だったので2週間も続けてしまった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■男はどうしても惚れっぽいからタチが悪いんです。
私の知り合いがある社長の講演会に参加しました。 体育会系のそいつは社長に本気で惚れ込みました。
■それからズ~ッとその社長にまとわりついて、
2ヶ月後に社員として採用してもらいました。 テレビにもときどき出演する有名な社長です。
■箸が転がっても笑うくらい有頂天でした。
そいつはバラ色の人生だと言いました。 思うことは絶対に叶う!と叫びました。
■たったの3週間だったけど。私の目の前でうなだれた彼は、
「言っていることとやっていることが違うんだ」と言うと、 シロノワールにかけるメープルシロップを飲み干しました。
■「美味いか?」と私は目が爛々と輝きました。
「いける」と彼は舌を口の中で転がしました。 「骨の髄まで甘党だな」と2人で笑いました。
■富士山は、遠くで眺めるから美しいんです。
あんなもん近くに寄ったらゴミだらけです。 それにいつ噴火するか分からない状態です。
■その人のことを心から大好きで居続けたいならば、
決してその人に近づいてはいけません。ましてや、 傘下に入ればその人のアラばっかが目に付きます。
■だれだって足元は間違いなくゴミだらけなんです。
嫁さんでも結婚してから発見することばっかです。 理想のまま想い続けたければ近づいてはNGです。
■だから、見た目にあまり尊敬できそうもない社長が丁度いいです。
なまじ素晴らしいことをやったら「やるじゃん!」と感動します。 見た目通り大したことをやらなくてもまったく気にもなりません。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
私は、ハンフリー・ボガートのことが鰻丼よりも大好きですが、 なにも知りません。誕生日も亡くなった年も趣味も知りません。
フレッド・アステアやジョーン・フォンテーンも大好きですが、 誕生日はもちろん亡くなった年や両親の名前まで知っています。
ボギーの嫌な部分(足元のゴミ)を決して見たくないからです。
だれだって足元は間違いなくゴミが散乱しています。 だからと言って、それが別に悪い訳ではありません。
生きている限り、だれだってそーいうものなんです。
だから、その人に心の底から憧れているんだったら、 間違ってもその人の傘下になど入ってはいけません。
その人が素晴らしいことをやって当然!にしか思いません。 でもね、そんな聖人みたいな人間はどこにも居やしません。
この私ですら、若い男が近づいてきます。 私は昔からどう言う訳だか男にモテます。
でも今朝、賞味期限が過ぎたフジパンを食おうかどうか、 3分以上も悩んでいた男です。ま、フツーに食ったけど。
問題は、憧れたその人が悪い奴に思えてしまうことです。 しかし、それは間違いでゴミに群がった方が悪いんです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━