名古屋のお客さんからスイカをいただいたので冷蔵庫でキンキンに冷して、 4等分に切るとお庭のベンチでかぶりついた@とっても神経質な杉山です。
ちなみに、汁がこぼれるのが嫌なので絶対に室内ではスイカを食いません。
ですから、種をスプーンで几帳面に取り除いていたら生ぬるくなりました。
さぁ、そんな盲腸はないけどスイカの種を取り除かないと一口も食えない ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■これから商売を始めるという若い男性とお会いしました。
案の定、名刺にはズラッと「想い」が書かれていました。 私は「なんでこんなこと書くの?」と笑顔で訊ねました。
■大体、人に笑顔でものを訊ねるときは、
なにかしら小バカにしているときです。 彼は「話のネタですよ」と言いました。
■要は、初めて会う人との会話のキッカケが欲しい、ってことです。
胡散臭いだけです。小っちゃな紙切れに「お客様第一主義」とか、 太い字で「ITで時代を変える」とか書いてあると胡散臭いです。
■それに最近の名刺は、そんな類のものばっかだから、
かえって逆効果でまったくキッカケにはなりません。 そこで私が十数年もやっている方法を伝授しました。
■「社長って1月生まれでしたね?」といきなり訊きます。
すると「え?7月だよ」と返ってくるはずです。そして、 「そうっすか!てっきりみずがめ座だと思っていました」
■と、目を最大限に大きく開いて驚けばこっちのもんです。
私の統計では、社長の多くは1月生まれです。その次に 7月と10月に生まれています。理由など分かりません。
■きっと名刺交換のときに誕生月を言う奴などいません。
それが間違っていたとしても社長は、どこかで自分の 誕生月を知ってくれた若者なんだと親近感を抱きます。
■それに12分の1の確率なので、極たまに当たります。
さらに私のやり方が効果的なのは星座を言うことです。 しかも「みずがめ座」と言い切っています。1月では、
■11日間しかみずがめ座の期間はありません。だから、
誕生月を言うだけなら変に思われるかも知れませんが、 星座まであと付けされると間違いなく嬉しいはずです。
■世の中、そんなもんです。特に50歳を過ぎた社長は孤独で、
自分の誕生日なんてだれも覚えてはいてくれません。だから、 その心の隙間にクサビを打ち込めば、もう勝ったも同然です。
■多くの人が間違っているのは、会社だけを褒めることです。
会社を褒めたところで社長は15分くらいしか喜びません。 社長の個人情報を知っている人が可愛いに決まっています。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
もう勝ったも同然を儲かったも同然と変換してもいいくらいです。 その会社で「太い柱ですね~」と柱を撫でても社長は喜びません。
でも、会社を褒めるということは、 それとまったく同じことなんです。
必ず社長個人に話題を向けることです。 特に50歳を過ぎた社長なら絶対です。
話し相手が、行き場所がどこにもないんだから。 だから、年を取ってから犬や猫や鳥を飼います。
でも、誕生日まで当てにかかると逆にデンジャラスです。
私は、今までに300人以上の社長に使ってみましたが、 1月生まれのみずがめ座の社長は、たったの6人でした。
おっかしいなぁ。。。
でも、100%キッカケとしては十分に役立っています。
50歳を過ぎた社長に限らず30年も生きた霊長類なら、 組織のことより自分個人のことにしか興味はありません。
心の隙間にクサビを打ち込むだけで儲かったも同然です。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━