砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1224滴:夢にまで見た理想のお仕事~そんなの食えねぇ!

自分的には全然OK!だけどジタバタしてビジーなのでちょっと待ってよ、 こんな腹立たしいメールをもらった@間違えて腹正しいと打った杉山です。

ちなみに、確実に「ジタバタ」だけは「バタバタ」に訂正して欲しいです。

ですから、学生の分際で私に「ちょっと待ってよ」とは何様のつもりなの。

さぁ、そんな韓国からの留学生なのでハングル文字で書かれるよりはマシ ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■私の知り合いにとっても優秀な弁護士がいます。

彼は、レイモンド・バーが演じた海外ドラマの ペリー・メイスンに憧れて弁護士になりました。

■朝~晩まで彼女を作ることもなくモーレツに勉強しました。

その結果、見事に一発で超難関の司法試験に合格しました。 彼の将来は前途洋洋たるものです。だれもが確信しました。

■今、彼はお腹にさらしを巻いて事務所へ通勤しています。

右翼の幹部の離婚調停をやっている真っ最中だからです。 いつ刺されてもできるだけ血が流れないように、ってね。

■ちなみに、ペリー・メイスンはさらしなんて巻きません。

残念なことに岐阜ではドラマのような事件は起きません。 離婚調停から破産手続きまで手を出さないと食えません。

■それが現実です。その職業に携わるという夢は達成しても、

なんでもかんでも手を出さないと食っては行けないんです。 いくらかっこいい職業に就いたと喜んでもそれが現実です。

■その職業に自分の適性が合っていたとしても、

その業務を選り好んでいては食えないんです。 合った職業が食える業務とは限らないんです。

■彼は、なぜさらしを巻いてまで頑張るのでしょうか?

お金で割り切ったからです。それが現実の社会です。 自分の適性を考える前に食える業務を探すことです。

■仕事は、100%お金で割り切るしかありません。

好き嫌いとか充実感では満腹にはならないんです。 パイロットの月給が10万円だったらやりますか?

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

年収が1千万円に満たない弁護士をたくさん知っていますからね。 それまでに掛けたお金と失った時間を取り戻さないとダメでしょ。

岐阜では、訴額が大きい民事事件はありません。 毎月10万円の顧問料を払う企業もありません。

やっぱ右翼の離婚調停がいいとこです。 頭を使う前に腹筋を鍛錬することです。

だって、それしか生きる道はないんです。 選り好みをしている場合ではありません。

私は絶対にこの職業しか嫌なの!とおっしゃる方へ。 それは、25歳までの小便臭い奴の言うセリフです。

お金がなきゃ食って行けないんだから。 ケータイやプリクラどころじゃないの。

だからね、君たちみたいなヤングマンは、 いつまでもナウいつもりでいるんだけど、

それでは余裕のよっちゃんで食えません。

自分の適性を考える前に自分が食える業務を探すんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━