砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1291滴:短所の中の長所

箱に入った最中があったので「越後屋、お主も悪よのう」と目を細めると、 体の向きを変えて「お代官様ほどではござりませぬ」と笑った@杉山です。

ちなみに、午後の寂しい中年の一人芝居です。笑いたければ笑うがいいさ。

ですから、お腹に巻いた柔道の帯を自分で引っ張るとクルクル回りました。

さぁ、そんな風車の弥七の矢に見立てた耳掻きを最中の1つに突き刺した ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■自分の短所で失敗することはありません。

それは、確実に気をつけているからです。 つまづくとしたらまず100%長所です。

■自信があるゆえに多くの人は慢心してしまい、

知らないうちに足を引っ張る結果となります。 だから、長所と錯覚している部分が問題です。

■そうです、長所かどうかは他人が決めるものです。

自分で自分のいい部分など分かりっこありません。 分かるとすれば、自分の中の嫌いな部分だけです。

■それをみんな短所と呼んでいます。

要は、自分に関して分かることは、 どんな奴でも嫌いな部分だけです。

■いいか悪いかは他人が決めます。しかし、

自分の短所をよく見せることはできます。 例えば、私は救い難いほどせっかちです。

■買い物でもハシゴをして買うことなどあり得ません。

最初に入ったお店で最初に手にしたものを買います。 それを私の中では「ご縁」と昔から呼んでおります。

■自宅を建てたときもそうでしたが、人生で、

合いみつを取ったことも一度もありません。 それって時間をイタズラに費やすだけです。

■だから、ある意味、非常にデンジャラシーなせっかち野郎です。

しかし、裏を返せば竹を割ったように即断即決ができる男です。 自分の短所ほど強くアピールができるものはないと確信します。

■あなたが自分の長所だと思い込んでいる部分は間違っています。

自分では自分のいい部分など絶対に分かりません。分かるのは、 短所です。が、その中にこそ本当のいい部分が隠されています。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

よく「長所と短所はなに?」と世間では訊ねていますが、 それでスラスラと自分の長所を言う奴の気が知れません。

私の場合、長所は「人のあら探しができる」と答えて、 短所は「人のあら探ししかできない」と答えています。

ま、面と向かって30分も喋れば、 その人のあらを20個は探せます。

その人を舐め回すように見ながら、 頭の中でダウジングをしています。

あらを見つけるとピピピッと頭の中の棒が振れるのです。 これを医者に言ったら「MRI撮る?」と訊かれました。

幅のない人間には分かりっこないとそう思ったものです。

自分のいい部分は絶対に自分では分かりません。 自分自身で分かるのは間違いなく短所だけです。

でも、その中にこそ、本当の武器になるものがあります。 周りを見渡しても気が長い奴で成功した奴は少ないです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━