砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1347滴:針と剣山

昨日の巻頭文に「ゴーヤが嫌い」と書いたら沖縄県の那覇市に住む女性が、 本気で「ゴーヤに謝ってよ」とメールを送ってきた@深く謝った杉山です。

ちなみに、すぐに「ゴーヤ」で検索すると不気味な写真を前に謝りました。

ですから、目の前のゴーヤ君は「もういいから」と私を許してくれました。

さぁ、そんな上記の内容をその女性に返信したら空メールで攻撃してきた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■知り合いの課長が、春の人事異動で部長へと昇格しました。

ハッピーなことなので一瞬、なにか贈ろうと思いましたが、 私にはまったくメリットがないので放っておくつもりです。

■私は、自分にとってメリットがなければ、

びた一文たりともやりません。損か得か、 ただそれだけで生きている憐れな奴です。

■だから、そんなことはどうでもいいんです。

しかし、その部長からは多くを学びました。 みんな彼のことをいつもこう呼んでいます。

■「ミスター・アイアンストマック」ってね。

そうです。翻訳しますと「鉄の胃袋」です。 だからと言って、ギャル曽根とは違います。

■そう、彼はいかなる困難にもへっちゃらなのです。

クレームが来ようが上司から罵倒され続けようが、 眉毛1つピクッとも動かしません。それどころか、

■温泉にでも浸かっているような笑みを浮かべます。

変態なの?だれもが最初はそう思ってしまいます。 バカモノ!たしかにMっ気はありますが違います。

■彼は「剣山に刺されても痛くないでしょ」と笑い舞う。あ、舞う?

ますの打ち間違いです。要は、叩かれることに慣れている訳でも、 打たれ強い訳でもありません。蚊に刺されたほどにも感じません。

■1本の細長い針の方が心の奥深くにまで突き刺さるものです。

たくさんのクレームや罵倒は痛いどころか心地がいいのです。 多くの人は1本1本の針を受け止めるので胃に穴が空きます。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

さらに彼は「剣山も使いようによってはタワシになる」とも言いました。 どんな鋭利な針でも何十本何百本と束になれば痛くも痒くもありません。

でも、先が潰れた1本の釘でさえも、 肌に当たればすっげぇ痛いものです。

今まさに、なにげにいいことを言っているそんな気がする。

ただ「だからなに?クレームをたくさん受けろってこと?」 そう質問をされたらなにも答えられない私がここにいます。

だから、今一つ立派になれない杉山です。 いい線まで行っているのにダメなのねぇ。

マウス片手のお前が言うな!

辛いことでも束にすれば、かえって心地がいいものです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━