砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1422滴:泣き落とし

宮崎県で学習塾を経営している30代前半のイケメンに「エド・はるみは 1964年生まれで私と同い年」と伝えた@大丈夫か?と思った杉山です。

ちなみに、そいつは同い年と同級生の違いがよく分かっていないようです。

ですから、私に「ファンなのでサインをもらって下さい」と懇願しました。

さぁ、そんな仕方がないので色紙に「グゥ~」と書いてメール便で送った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■社長は、社員を動かすためにはどうすればいいでしょうか。

叱ったり給料を上げても一瞬、体を動かしてはくれますが、 心までは動きません。だから、目の前で涙を見せましょう。

■まぁ、伝家の宝刀とまではいきませんが、

これで大抵のことはカタがつくはずです。 そう、基本的に人間は涙に弱いものです。

■ただ、これを朝礼とか大勢の前でやってはNGです。

旧山一証券の元社長の涙と同じになってしまいます。 単なる涙もろい社長と思われるだけで効果は0です。

■会議室や応接室に1人ずつ順番に呼んで、

1人1人に丁寧に涙を見せればOKです。 5分以上の間隔を空けて順番に呼びます。

■血が通った社員ならば、

間違いなく感動します。 社長が私の前で泣いた。

■ただ、それだけで半年は効力が持続するはずです。

ボーナスの時期に社員を1人ずつ会議室に呼ぶと、 号泣するドラマを思い出して泣けばいいだけです。

■いくら泣いたところで原価は0円です。

きっと多少の塩分を放出するだけです。 その日の晩に味噌汁を飲めば十分です。

■社長の見せ掛けの涙は、とっても貴重な道具なのです。

また、女の涙より男の涙の方がインパクトは強烈です。 社員の心を動かしたいなら最良の一手となるはずです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

正確には「泣き脅し」ではなくて「泣き落とし」です。 ま、泣いて脅すタチの悪い連中もイッパイいますけど。

私は、泣いちゃいけないのは政治家だけだと思っています。 公僕だけは、なにがあっても涙で解決を計ってはダメです。

言い換えれば、民間人は泣いて決着をつけることが許されます。 私は、泣いて税金が安くなるなら朝から晩まで泣きまくります。

ちなみに、その気になれば約3分で泣く自信があります。 映画『ひまわり』を思い出すと速攻で込み上げて来ます。

ヘンリー・マンシーニの曲がタイトルバックに流れるだけで、 バスタオルの5分の1はグチョグチョにする自信はあります。

藍川中学1年生のときに技術家庭科の授業中、 同じクラスのH君とN君がケンカをしました。

すると中島先生は、H君を過剰に叱りました。 そう、N君が犬のように泣いていたからです。

そのとき僕は「涙は使える。それにタダ」と思ったものです。

小学生の頃にヤンキーのハンバーガーばっか食っていたから、 こんなに偏った性格になったのでは?と自己分析しています。

また、あやめ寿司の鉄火巻きも毎週のように食っていました。 きっと合成着色料などが五臓六腑の中に沈殿しているのかも。

社員の手足を動かしたいなら給料をアップすればいいし、 半年でも心を動かしたいなら涙を見せれば済むお話です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━