お兄ちゃんとその弟がいました。 2人の前に1個の饅頭がありました。
これを平等に分ける方法は、前にも言いましたが、 お兄ちゃんが2つに割って、弟が選ぶ。
または弟が2つに割って、お兄ちゃんが選ぶしかありません。
そこで、次にこのようなケースはどうでしょうか。
お兄ちゃんも弟も1個ずつの饅頭を持っていました。
それを食べようとしたそのとき、 弟が饅頭をポロッと汚い地面に落としてしまいました。
泣きじゃくる弟を前に一体、お兄ちゃんはどうすればいいのでしょうか。
さぁ、考えなさい。by 鈴木健二風
ほとんどの人は、お兄ちゃんが弟に半分あげると答えるでしょう。
また、ある人は、お兄ちゃんが弟に全部あげると答えるでしょう。
全然ダメです。あなたは偽善者Aです。偽善者Bかも知れません。
弟の心を掴む一番の方法は、
「お兄ちゃんが弟と同じように自分の饅頭を地面に落とす」です。
弟は一生、お兄ちゃんを尊敬し続けることでしょう。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
半分あげたり全部あげたとしても、 感謝はしても尊敬まではしません。
偽善者Aや偽善者Bと言われたくなければ、 同じように落とすことです。
上記の本文中のお兄ちゃんと弟を、 会社の上司や部下などに置き換えて考えてみて下さい。
あなたは、誰々のためにとか地球に優しくとかキレイ事を言っていますが、 考える頭の中身はその程度だってことです。たかが知れています。
だから、そこらの偽善者Aや偽善者Bと変わらないんです。
相手にとって地球にとってよかれと思ったことが、 まったく役に立っていないことの方が結構、多い。
地面に落とすべきだとちゃんと理解している人は本当に少ないです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━