砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1883滴:「一期一会」≠「1対1」

昨日の続きになりますが、非常に甘い考えで独立をしようとする中年J。

では、どんなやり方というか戦法で商売を繁栄させていくのか? それをサラッと訊ねてみました。

すると彼曰く「商売の基本はお客様を大切にすること。1人1人に目を向け、 1人1人を大切にする商売をしたい。それが繁栄の源(みなもと)です」と。

そして案の定、モットーは「一期一会」。

まぁ、それはそれでとても素晴らしい考えだとは思うんですが、 ただ、それは成功してから後付で言うことであって今は違うと思います。

商売の基本は「1対1」ですが、 商売の限界も「1対1」です。

1対1の商売など続かないに決まっています。

いくらこちらがタメになることを言っても、いい行いをしても、 当のその相手が倒れたらこちらにまで影響を及ぼします。

それにみんなよく勘違いをしていますが、 「一期一会」=「1対1」だと思ってやいませんか。

それの意味は、一生に一度しかない出会い。その出会いを大切にすること。 という意味です。

今日が今生の別れかも知れないので最高のおもてなしを、という意味です。

どこにも「1対1でフォローしますよ」などとは書いてありません。

第一、茶の世界やわびさびどころか、お茶といえば喫茶店で珈琲を飲むのが せいぜいなのに、こんなときだけ格好付けるなと私は言いたい。

あといつも思うんですが、学生時代に基本問題だけで点数取れました? 応用問題が解けないと80点以上は取れませんでしたよね。

基本とか基礎は、応用問題を解くためだけの単なる礎です。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

「成功するまで続けて成功」という図式は、 何をやっても上手くいった時代の化石です。

今、その考えで物事に取り組むと十中八九、破綻します。 しかし、ある程度までやり続けないと成功しないのも周知の事実です。

問題は、一体どこまで、いつまで続ければいいのか?ということです。

それが自分の中でちゃんと定まっている人だけが、 そこそこいい感じに成長しているのではないでしょうか。

今日は、イオンかロフトに行って腕時計の電池を交換してきます。

では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━