今、至る所に「がんばろう」とか「努力」などというポジティブな言葉が 多く見られます。
それ自体はいいことだとは思うのですが、では、 「頑張る先」や「努力の定義」をはっきり認識しているのでしょうか。
と言いますのも先日、うだつの上がりそうもないサラリーマンA君と 駅構内の三省堂書店で立ち話をしていて気づいたことがあったからです。
A君「毎日、これだけ努力しているのに全然評価されないんですよぉ~」
弘君「ほう。それでは努力って何?」
A君「それは、額に汗して頑張ったり、社内試験の勉強したり・・・」
弘君「お前はもう死に掛けている」
プロ野球の選手がグラウンドで汗を流す、室内練習場で血を流す。
これは「仕事」であり、やって当たり前のことで 努力とはまったく関係ありませんよね。別次元です。
関取が土俵の上でぶつかり合うことを努力とは言わず「仕事」と言います。
では、努力って何?
家に帰ってからすることですよね。
精神を休める本を読んだり、明日のために飲みにも出掛けず早く寝る。 タバコを我慢する。10分だけ瞑想する。ストレッチを欠かさず行う。
これを努力と言います。
高校生が授業中に一生懸命に先生の話に耳を傾けるのは、 努力ではなくて仕事。
家に帰ってから行うことが努力。
サラリーマンがオフィスで汗を流して頑張ることは当然の仕事。 給料のうちであり、努力の「ど」の字も関係ありません。
今日、1件の契約が取れたからと晩に浮かれて飲み歩いているようでは、 何も考えない真冬のゴキブリと同じです。
今一度、頑張る先と努力の定義を五臓六腑レベルで把握しましょう。
┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────
「努力していますよ」と言っている奴がやっていることのほとんどは、 仕事ですよね。
それは、やって当たり前のこと。
舞台から降りて、拘束時間から開放され、 自分の時間ができたときに何をするかが問題です。
まったく何なのでしょうかね。 久しぶりのメルマガだというのにこのマリアナ海溝並みの奥深さは。
自分の才能が妖怪人間ベムのオープニングと同じレベルで怖いです。
今日も引きこもって仕事に没頭しまくるので終わります。
では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━