砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1947滴:簿記検定から学べること

一昨日のこと、高校に通う次女が簿記検定に合格したと喜んでいました。

ただ、とても仲の良い友だちは残念な結果となり、 その子がずっと号泣していたから純粋に喜べないとも言っていました。

さぁ、そこで今回のことから何が学べるかを訊ねてみました。

すると、どれだけ頑張っても報われないこともあるとか、 下手に同情しないほうがその子のためかも知れないとか羅列しました。

そこらの社長では答えられないような偏差値62レベルの良い回答です。

ただ、もっと感じて欲しかったことは、

決して代わってあげることはできない。ということです。

自分がどんなに幸せでも、目の前で泣いている人と代わってあげることが できないどころか、ほんの少しでも幸せを分け与えてあげることもできない。

当然、その逆もあります。

社会に出たらそんなことばっか、いや、そんなことが社会だと伝えました。

だったら、試験に落ちたくらいで泣いてはいけない。

その子は必死に勉強してそこそこ自信があったから泣いたのでしょう。 その証拠に52点で落ちた子はケラケラと笑っていたそうです。

でもね、試験に落ちても自分の中で100点だったらそれでいいんです。

どうせ簿記の資格なんか持っていたところで食ってはいけないんだから、 そんなもので一喜一憂することのほうが極めて滑稽じゃないのさ。

私自身は試験という制度にめっぽう弱く、行きたかった大学10校に落ち、 滑り止めのB級グルメっぽい名城大学に入ったけど、今ではとても幸せよ。

また、すべての大学受験のときに私以外の周りがすべてバカに見えました。

他人が採点する制度なんかバカバカしくてやってられないし、 自分が自分に納得のいく点数をつけれたならそれでいいのよ。

受かった落ちたで一喜一憂できる学生のうちはまだ幸せで、 社会人になれば、他人の評価をイチイチ気にしていたら最後は首を吊る。

まぁ、どこまで理解したか分かりませんが、そんな感じです。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

だからといって、52点の子を認めているわけではないので念のため。

掃除が大変だから大きな家も要らない、デフォルトで預金を没収されるから 大金も要らない、脳に血液が届かないから180cm以上の身長も要らない。

基本的に他人を羨ましいとは思わない性質ですが、 年を取るにつれて同情もしようと思わなくなりました。

それは決して性格が冷たいとかドライ云々ではなく、 同情したところで代わってあげられないじゃん。と悟ったからです。

大切なのは同情ではなく、手を差し伸べることでしょう。

同情しているときは100%、上から目線です。

申し訳ありません。案の定、この寒さのせいで 何を書いているのか分からなくなってきました。

とにかく180cm以上の人を見たら、重力に負けて 脳に血が行き届いていないだろうと心の中で笑うと気分がスッキリします。

自分で自分に採点をする発想を取り入れてみましょうよ。

では、また次回、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━