砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

実録:悲しき子飼い

今回は「悲しき子飼い」だよ。子飼いとは「自分が食えない未熟なうちから面倒をみてもらって一人前になると、その後は逆に食いもんにされる酷い状態」を言う。これが僕にはまったく理解できない。たしかに育ててもらった恩はあるが、だからと言って主従関係を死ぬまで続けることはない。情けなくて熱い鼻水も出ないよ。「あいつが食えないときに俺が面倒みてやったんだよ。今から来いと電話をすればすぐに飛んでくるぞ、あいつ」と自慢げに話すアホを腐るほど見てきた。それを自慢げに話すほうも話すほうだが、そんな奴の言うことにいつまでも従うほうも従うほうだ。バッカじゃねぇ?と吐き捨ててしまう僕がいる。昔の恩を笠に着せて電話一本で呼びつけるような奴は恩人どころかチンピラ以下だ。ちょっと種類が違うけど、ド田舎のJC(青年会議所)も似たようなもんだよね。1年でも早くそこを卒業した社長は、それ以降に卒業した社長に「○○君」と君付けで偉そうに上からモノを言う。自分の会社は赤字のくせに。