砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

イオンは常に正しい:商業施設と地域環境との相関関係について考える

「弘法にも筆の誤り」と「弘道ったらデブにお謝り!」はちょっち似ている。では、全国に点在するBMI25以上のデブのみなさん、どうもすびばせん。佐賀県のイオン上峰店が建物の老朽化を機に撤退することが決まったそうで地元では「理不尽だ!」とか「買い物難民が増える」とかそりゃもう大騒ぎさ。たしかにイオンは楽しい。僕の名言にも「イオンモールのない各務原なんて生クリームのないクリスマスケーキのようなもの」がある。ただね、イオンは民間企業であり公共施設ではない。儲からなかったら撤退するのは当然さ。もっと大事なことは、地域住民は言うほど利用していたか?っちゅう話やがな。この地域の現状や実態に関してまったくご存知ない僕だが今、グーグルマップで確認したら、この僕も攻めたことのある吉野ヶ里遺跡のすぐ近くなんだね。では、2017年12月26日にタイムスリップしよう。それは超大型の台風で甚大な被害を受けて廃線寸前になっていた。しかし、地域住民の熱い要望により奇跡の復活を遂げたJR名松線。僕は一人きり青春18きっぷを使って始発の松阪駅~終点の伊勢奥津駅をのんびり揺られた。ふと車内を見渡せば、地域住民は0でこの僕と同じ青春18きっぱーばっかだった。今、ここにあるものがなくなるかもしれないと知ると一致団結して騒ぎ立てる。ところで、今まですっげぇ便利で楽ちんだからとワンクリックで買い物を楽しんでいませんでしたかね。イオンだってちったあライフラインを断つのは申し訳ないという気もあるだろうし、ここで確実に儲かると分かれば新しく建て替えるどころかさらに増床するだろうし。そんなことを昨日とは打って変わって美味い定番の「パイの実」を食べながら考えていた僕がいた。

パイの実