砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

君と僕との大いなる価値観の相違について大いに語ろう

「Y君とはちょこ10年は会っていない」の「ちょこ」は方言なのだろうか。だから、そんなことはどーでもいいんです。ほら、ご覧。昨日の残り物のナンの上にキーマカレーを敷くと新鮮なレタスと濃厚なチーズと湖池屋先輩のドンタコスをトッピングしてオーブンで焼いたナンタコスだよ。そう、これが今日の僕のメインディッシュさ。これだけで今日一日がハッピーだった。いいかい、マジで。つくづく思う僕だけど、一日に十数億円を動かすモーレツに活躍するビジネスマンがいるとしよう。多くの場合、憧れるよね。でもね、僕は「大変だろうなぁ」としか思えないんだよね。数億円もする豪邸を建てた友人がいるとしよう。僕は「ローンの返済は大丈夫かなぁ」としか思えないんだよね。うん、ほぼビョーキだろう。ちったあ「カッコいい」とか「うらやましい」とか思えればまだ救いはあるが「彼らは大変なんだ」としか思えないんだよ。うん、ほぼビョーキだろう。でも、これが僕の価値観ナンタコスいや、なんだよ。一昨日、神田町の馬喰一代の前で偶然に会ったN社長は、上記の最初に登場するY君の現在の大活躍っぷりを横目に「彼は平気で社員の首を切る」などと悪口ばかり吐いていたが、Y君にまったく仕事がなかった20年前、夕日を眺めながらビールを飲んで「はぁ、どうしよっかなぁ・・・俺」とため息をついていたY君の今日の大活躍っぷりを自分のことのように喜ぼうじゃないか。一方、僕はまったく頑張らなくてOKなんだよ。朝、目が覚めたら大成功で昼、満腹になって夜、布団に入れれば御の字なんだから。いいかい、マジで。今日も1円も使わなかった勝ち組の喜びをチェルシーのように君たちにも分けてあげたい。こんな価値観の自分が大好きなの。

手作りのナンタコス