砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

節子とモンローとエーメに見る美しい生き様とは

原節子とマリリン・モンローとアヌーク・エーメから「いったい誰を選ぶの?」と泣いて迫られた。だから、そんな総天然色の夢を見た。ハハハ、夢を見るだけなら脚本は弘道君の好き勝手に書けるし原価は0。はい、初夢って元日の夜に見る夢らしいが、この際、大晦日の夜に見た夢も十把一絡げで含めてほしい巻頭文はここまでです。説明しようと思ったものの3人の輝かしい人生を語るとなると余裕で258行はいるので興味があるなら速攻でググりたまえ。他を寄せ付けない圧倒的な存在感が共通点だ。「永遠の処女」と言われながら絶頂期に引退して公の場から姿を消した原節子は95歳で生涯を終えた。名声も美貌もピークだった36歳で生涯を終えたマリリン・モンロー。1966年に『男と女』で世界に名を馳せる女優となったアヌーク・エーメは87歳の今、その53年後を描いた『男と女』の続編に出演した。世の女性たちは老いさらばえた自分の姿を見られたくないようだが、僕はエーメの生き様が好きだ。たしかに節子やモンローの姿を思い浮かべれば光り輝いているものの呼吸はしていない。トレンチコートのボギーもいいけど往年のハゲ散らかしたボギーはもっといい。生きているうち、呼吸しているうち。そんなことを思いながら今年も初詣に出掛けた僕たちがいる。

住吉神社