砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

ちこり村の栗きんとん生食パンは転売せずに食べると最高

「こうなったらいいら~♪」と遠州弁で思った程度のことなら実現しない。強く信じたことのみ実現する。たまたまボーっとお口を開けてアホ面でテレビを見ていたら栗きんとんを練り込んだ生食パンのローカリーなCMが流れた。「ほう、栗きんとんか。秋だな。しかし、美味そうな食パンだこと。これってどこで売ってんだ?」とテレビ東京が制作した1人も殺されないドラマのセリフのようにつぶやいた僕がいた。ちなみに、僕のアホ面は君の真顔より美しい。「ち、ちこり村?それってどこにあるんだ?」と速攻でググったら中津川市だった。な、中津川か・・・。ギリギリ岐阜県でほぼ長野県じゃん。ま、今回はご縁がなかったということで。とは言え、いつかめぐり会えると心のどこかで強く信じていた僕がいた。ま、僕に心があればの話だが。するとその翌日、真顔も寝顔も丸顔の次女が「これ、あげるね」と僕に差し出したのが昨日のそれだった。そう、ちこり村の「栗きんとん生食パン」だがね。「へ?これって昨日、パパ一人で噂してパパ一人で盛り上がっていたパンじゃん。お前、パパの心に盗聴器でも仕掛けたのか?」「うふふ、パパに心があったらね」「・・・。まあいい。とにかくどうもありがとう」。不謹慎ながらネットショップで確認したら2790円(税込み)だった。一瞬、ほんの一瞬だけれど「長女に850円(税抜き)で売ったろかしゃん?」と頭をよぎったりもしたが、それが次女にばれたら何かおごらされて確実に3580円くらいの赤字になるので断念した僕は、おすすめの食べ方が書いてあるリーフレットに則ってトーストでこんがり焼いて食ったら偏差値73レベルだった。

栗きんとん生食パン