砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

ぎふ県旅シリーズ第46弾@美濃:目の保養に打って付け

「ねぇ、ちょっと前にも訪れたわよね?」「いや、それは美濃加茂市で今回は美濃市なんだよ」。はい、宮城県民からすれば梨と洋ナシの違いにしか思わないだろうけど実際にはラ・フランスとおフランスくらいの大差がある巻頭文はここまでです。「ねぇ、どっちがおフランス?」「うん、僕の口からは言えない」。ってことで、この僕の生まれ故郷である美濃市を訪れた。最初に国の重要文化財である『美濃橋』をゆっくりまったり往復すると『美濃にわか茶屋 レストラン』で「鶏ちゃん定食」を堪能した。うん、さすがご当地グルメだけあってモーレツに美味しかった。その後は長良川鉄道に揺られながら北上し、洲原駅で降りると荘厳な『洲原神社』を参拝した。そして、その近くにある『コクリケイク』で買ったガトーショコラのケーキを神岩を臨みながら食べた。最後に『洲原神社』の凛々しい楼門の前で日記を書いて〆た動画はご覧のとおりです。

生まれ故郷の美濃だから当然、何度も訪れているはずなのに驚くべきことに一度も渡ったことがない国の重要文化財である『美濃橋』を丁寧に往復した。いい。これはいい。青い空と紅葉にはまだ早い緑の山と橋の赤い欄干のコントラストが水彩画に描きたくなるくらい実に見事だった。

美濃橋

土日はバーベキューを楽しむお値打ちな若者たちで河川敷がムダに大混雑するらしいが、平日の真っ昼間ゆえに1台のワゴン車しか見当たらなかった。そんなことより『美濃橋』を折り返した際にふと見上げたら小倉山城が「弘道君、お帰りなさい」と微笑みながら僕を見下ろしていた。

美濃橋と小倉山城

長良川に沿ってゆっくり歩きながら北上すると人酔いするくらい超人気の『道の駅 美濃にわか茶屋』内にある『美濃にわか茶屋 レストラン』で美濃地方のキング・オブ・ローカルフードの「鶏ちゃん定食」を一心不乱に堪能した。キレイに食べ終わった僕は、トレイを返却口に運んで行ったらあーた、厨房の中のおばちゃんが「まぁ、昼間からビールを飲んで」と小さく笑った。

鶏ちゃん定食

案の定、僕の小学4年生並みの胃の腑は完璧に飽和状態だった。ちょいと歩いて消化を促そうと「うだつの上がる町並み」を通り抜けて長良川鉄道の美濃市駅へと向かった。その美濃市駅から乗車した僕は、洲原駅で降りると今回の主たる目的のひとつである『洲原神社』を訪れ、そして参拝した。荘厳な楼門と空に向かって伸びた巨木の重なり合った絵が実に見事で僕は感動した。

楼門

楼門の内側から長良川を臨んだら、そこには周囲を祀られた神々しい神岩があった。もう少し、あと3センチくらい紅葉が進んでいたら、この1枚よりもさらに美しい絵になっていただろう。それにしても目の保養には打って付けのロケーションだ。しばし僕は何も考えずに眺めていた。

楼門の内側から見た神岩

『洲原神社』を一旦、出た僕は、そこから歩いて3分の場所にある『コクリケイク』に左足から入った。パッと見では何の建物か分からないところがいいしコンセプトカラーのパープルっぽいラズベリーピンクもいい。「誰の設計なのだろう?」と思ったものの尋ねる勇気などなかった。

コクリケイク

一歩足を踏み入れれば思いのほかプリティかつファンシーじゃねぇか。砂漠のオアシスのようで間違いなくいい。「このガトーショコラをひとつください。あ、それとスプーンもありますか?」「5円かかりますが」「洲原神社で食べるのでお願いします」「それでは少々お待ちください」。

コクリケイク

ルンルン気分で再び『洲原神社』に戻った僕は、境内ではなく滔滔と流れる清流の長良川の中で育まれたかのような神岩を前に濃厚であり芳醇でもあるガトーショコラを一気呵成に頬張った。

神岩

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美濃橋の僕のレビューとマップ(詳細)はこちら

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コクリケイクの僕のレビューとマップ(詳細)はこちら

YouTube【砂漠に水】https://www.youtube.com/@sabakunimizu