砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

うだつの上がる町並みの時代軒菓舗のうだつの町のサブレ

「目の字通り」とはよく言ったものでグーグルマップを真上から見ると「目」の字になっている美濃市の「うだつの上がる町並み」の中に佇む『時代軒菓舗』を昨日の正午に訪れた僕がいた。平日の真っ昼間だからだろうかほぼほぼ観光客もいなかったので静かな路地がさらに風情や趣のある良質な空間をかもし出していた。うん、僕って死人いや、詩人。ほら、ご覧。真正面からの迫力ある画像も撮影したものの、せっかくなので「うだつ」も一緒に収めてあげた僕の独創的な気遣いと新種の篠山紀信のような輝くセンスを日本円ではなくドル建てで高く評価してほしい。

時代軒菓舗

その重厚なる店構えから物があっちゃこっちゃに散らかっている絵を勝手に思い描いていた僕を許してほしい。昭和25年の創業とは思えないすっげぇクリーンな店内だった。ショーケースの中には主たる目的の銘菓「うだつの町」が整然と並んでいた。「饅頭などのその他の和菓子って並んでたっけ?」と思い返しても浮かばないくらい「うだつの町」一択だったような気がする。

時代軒菓舗の店内

自宅に帰るとスルスルと紐をほどいてパカッと箱を開けた。個包装の和紙っぽい袋をシャーッと破るとうれしいことに2枚入っていた。一口頬張れば爽やかな食感と鼻から抜ける優しい甘みが絶妙な洋風のせんべいであり、明らかにそれは世の中にあるパッサパサのサブレではなく、薄くスライスされたアーモンドが香ばしい最高に美味しいサブレだった。熱い珈琲にもよく合った。

うだつの町

時代軒菓舗のわっちのレビューとマップ(詳細)はこちら maps.app.goo.gl