砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

相川の空を泳ぐ鯉のぼりと味わう銘菓処 みどりやの草餅

近くて遠い垂井。南宮大社と竹中半兵衛しか自慢するものがないとこの僕に思われていた垂井。そんな可哀想な【垂井町】に11554歩も費やした昨日の僕は、JR垂井駅から旧中山道へとつながる街道沿いに佇む『銘菓処 みどりや』を訪れた。ほら、ご覧。店舗から突き出た巨大なダクトが「良質のあんこを丁寧に作っています」とガラス戸に映ったこの僕に語り掛けている。

銘菓処 みどりや

店内に足を踏み入れるや否や、僕の大好物の「草餅」と対峙した。それはそうとポップの赤字で書かれた「毎朝搗き立て」を見て「たきたて?」いや「ときたて?」いやいや「・・・・?」と大いに困惑した。この5時間後にパソコンでググりまくって「つきたて」であることが判明してホッと胸を撫で下ろした。最近は読めない漢字があると焦って涙があふれそうになる僕がいる。

草餅

ホームページで確認したところ創業は昭和9年で現在は三代目だとか。創業以来の店舗か否かは定かでないが、90年の歴史が漂う空間であることには違いなかった。で、この僕としたことが反対側の壁に飾られていた美しい巨大な鯛の木型について女将さんに尋ねるのを忘れちまった。

銘菓処 みどりやの店内

中華料理店でエビ炒飯と焼き餃子を堪能した後に相川の河川敷にあるベンチに座って「草餅」を頬張った。遠くに見える伊吹山と相川の空を泳ぐ数百匹の鯉のぼりを眺めながら芳醇で香り高い粒あんと「お?」とちょっと驚くほど弾力のある国産よもぎの餅をゆっくりまったり味わった。

相川の河川敷で食べる草餅

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