砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

トヨタ自動車やリクルートなどの大企業は豆腐を作れない

働く僕の後ろ姿ってそこそこ美しい。はい、お願いだから決して前から見ないでほしい巻頭文はここまでです。そんな大胆かつ情けないひとり言をつぶやきながら頼んでもいないどころか好き勝手に伸びてきた庭の草をむしりまくった僕がいた。ったく、餌もやっていないのにスクスクと育ちやがって。占有面積分だけ固定資産税を払え、この野郎。快晴だから出掛けたかったのに。まあいい。誰も見ていないのにこれ見よがしに汗を拭いながらパナソニックの冷蔵庫をパカッと開けたらピンキーの液体がそこにあった。ほほう、イチゴ味のラムネだ。1本しかなかったが、今日の僕は正々堂々と飲むことができる。だって、こんなに汗ダーダーになるくらい一生懸命に働いたんだもん。日頃の行いを怪しまれるからむしろ怯えてはいけない。微笑んでもいけない。疲れるぜ。いい機会だから小ネタを披露してあげよう。君たちは「中小企業の事業活動の機会の確保のための大企業者の事業活動の調整に関する法律」、略して「分野調整法」を町内会いや、ご存じかい?簡単に言っちまえば「中小企業だけに生産が許されている特権事項なので大企業は製造に参入しちゃダメだお」という法律なんだ。その対象となる代表的な分野が豆腐やラムネや瓶に入ったコーヒー飲料などだ。だから、ダイドードリンコは缶コーヒーやペットボトル飲料は製造することができても瓶の飲料水などに手を出すことはできないんだよ、ゴクゴクベイベー。

ラムネ