砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

此の花亭の3品を味わいながらうだつが上がりますように

触れると火傷するくらいまでフライパンで熱した『喜楽精肉店』の「うだつコロッケ」と近所のバローで買ってきたスライスチーズを隣町のトライアルで買ってきたバンズに挟んで頬張ったら想定外に美味しくてご満悦。僕って発明王!?ま、その話は置いといて、生まれ故郷の美濃町をまったりゆったりこっそり散策した一昨日の僕は、その日の〆くくりに『此の花亭』を訪れた。その理由は400字詰めの原稿用紙だったら5枚は楽勝で書けるくらい明確だった。「だったら書いてよ」「書かねぇよ」。目の前にある美濃市観光ふれあい広場駐車場を頻繁に利用するため、その存在は以前から知っていたものの店舗にサクッと足を踏み入れるのは今日が初めてだった。

此の花亭

至福の空間だった。小ぢんまりとした店内は僕と和菓子たちの絶妙な距離感を演出してくれた。ったく、どれもこれもあれもそれも目移りしちまうくらい美味しそうじゃ内科外科耳鼻咽喉科。さすがは伝統的な製法を守り続けて80年だけのことはありそうだ。18秒くらい悩んだ結果、僕は蓬餅の「たらちね」と「麩まんじゅう」と「うだつが上がりますように」の3品を買った。

此の花亭

驚くべきことに3品すべてが92点以上の美味しさだった。かなりのハイレベリーだ。よもぎの香りが強く、よもぎ好きの僕にはたまらなかった「たらちね」。麩自体の味わいもすっげぇ濃い「麩まんじゅう」。ビターなチョコレートの生地と香ばしいクルミがこれ見よがしにマッチした「うだつが上がりますように」。どいつもこいつもクセになる味だった。この次は丹波大納言をたっぷり詰め込んだ「この花もなか」を試してみたい。良質な和菓子屋とめぐり会えてご満悦。

麩まんじゅうとたらちねとうだつが上がりますように

此の花亭の僕のレビューとマップ(詳細)はこちら