砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0039滴:葬儀に参列するのは社長の仕事

小4の娘に「パパには、一宿一飯の恩義がある」と、ニコッと笑顔で言わ れた@ある意味、正解と静かにうなずく杉山です。

学校で、いろんなこと(ネタになるような羨ましいこと)を覚えてきます。 先日も「貧乏ゆすりって、貧乏な人をゆするの?」って、さらにニコッと 笑顔で聞いてきたときには、盲腸がよじれるくらい大爆笑!でした。

でも、それもある意味、正解かも。ちなみに盲腸は、すでにありません。

さぁ、そんな学校でちょっとネタ集めしたいなんてハナシはバシッとやめ て、今日もサラ~ッとお読みください。

■昨日、お客さんの告別式に参列しました。

いくらお会いしたことのない社長の身内の葬儀とは言え、 やはり辛く悲しいものです。

でも、台風が来ていたのにも関わらず、晴れて本当に良かったです。

■私は、今までに30回以上の葬儀に参列したことがありますが、 必ず1番に駆けつけるよう心がけています。

告別式ではなく、お通夜にです。

■それも、午後4時~5時頃。

まだ準備中で、バタバタやっているところに顔を出します。 一見、迷惑かと思われがちですが、 当の喪主からすれば、こんなに心強いことはありません。

■30分くらい2人きりで、生前の思い出話をします。

亡くなった辛さ、これからの事業の不安、葬儀への心配が、 一つに交錯しています。

ましてや先代が亡くなり、若い2代目が喪主のときなど、 目に見えない不安と悲しみで、震えていることが多かったです。

■だから、1番に駆けつけ、大切な時間を過ごすのです。

それから数年が経っても、必ず覚えています。

私の父親の葬儀のときに、そう確信しました。 目に入った情景や参列してくれた方々のことは、今でも絵に描けるくらい 鮮明に覚えていますし、感謝しています。

■それなのに、時間がないからと言って、 お客さんの葬儀に社員を“派遣”するなどとは、言語道断、愚の骨頂、 そんなアナタは、社長失格。

人の気持ちがまったく分からない人に、人が使える訳がない。し、 決して人も遣われません。だから、社長失格なんです。

■社長の仕事は、

●葬儀に出ること●社員に給料を支払うこと●担保を提供すること、です。

要は、他に誰もできないことが社長の仕事、ってことです。

経営計画や事業計画を立てることなんて、 ちょっとアタマの良い社員なら、 社長よりもズッと立派で感心するものを作ります。

そんなところで、社員と競い合っても仕方がない。

■私が、思いっ切り大好きな社長は、お客さんの葬儀に参列することを 何よりも優先しています。 人の気持ちがとってもよく分かる、人なんです。

今、その社長が目に浮かんでいますが、やっぱり業績も鰻上りです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

バックナンバーが“非公開”になっているのって、 結構ありますよね。

まったく理解できません。 見せたくなかったら、最初ッから発行しなけりゃいいのに、 と純粋にそう思います。

将来、紙に同じ文字を印刷して売ろうという魂胆なら、 逆に“すべて公開”でもっと広めまくって、 認知された方がイイと思ってます。

相互紹介の依頼があっても“非公開”になってて、 何を読んで判断すりゃいいんだよ、ってこともありました。

それに、隠すほどの立派なモノなんて、 そうそうありませんしね。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━