レストランのメニュー・リストを見て、30秒以内にオーダーをしない人 とは一緒に食事どころか、仕事もしたくない。ましてや一緒に生活なんて、 てんで考えられない@そんなん入る前から、とっくに決めている杉山です。
「ウイルスバスターかノートンか、どっちにしよう?」と延々悩んだ挙句、 買ったときには、まんまと感染しちゃってた、という人生はゴメンです。
決して、セッカチな訳ではありません。思いっ切り、慎重です。そんな私 は、石橋を叩いて渡るどころか、叩いて叩いて叩きまくって、石橋を川に 叩き落すことに、快感を覚えるタイプかも知れません。誰か診断してね。
さぁ、そんなアルコールもスッカリ抜けて気分爽快!というハナシはバシ ッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■良い社員が入らない。う~ん、社員が育たない。
社長からの相談の80%以上が、こんな内容です。 売上をアップさせるのも社員、会社の人間関係を活性化させるのも 社員です。だから、良いも悪いも、 社員の“質”が大きく影響を及ぼします。
■良い社員が入らないのではなく、悪い社員を選んでいるだけ。
社員が育たないのは、当たり前で、人間、 20歳を過ぎてからの成長は、あり得ない。
■一番大切なポイントは、面接です。
面接に関する本は、たくさんありますが、 ほとんどのモノは、面接を受ける側のつまらないノウハウ本ばかりです。
面接、採用を行う側のそれは、なかなかありません。 ということは、世間もあまり重要視していない、ってことでしょうか。
面接のツボ!
■多くの社長の間違いは、面接で“最良”を選ぼうとすることです。
これは、絶対ダメです。選べるワケがない。
大体、ウソをつくために、完璧なシナリオをアタマに描いて 思いっ切り臨戦態勢に入ってる若者に、 何の尺度も持たない社長が、勝てるハズがありません。
■だから、“最悪”を避ければいいんです。
“最悪”だけをデリートして、残りの中から選びます。
多くのケースでは、1~2人の採用でしょうから、 例えば、5人を面接するのであれば、“最悪”の1人をまず消して、 残りの4人の中から ・1人採用の場合 … 上から2番目 ・2人採用の場合 … 上から2番目と3番目 を選びます。 成功するとは言い切れませんが、失敗する可能性は、かなり低いです。
■セルシオでも、クラウンでも、 上から2番目のグレードが一番売れてるし、一番無難です。
世の中、そんなもんです。
■“最良”に見えるモノには、必ずクセがあります。
だから、その時はよく見えてしまうのですが、大体、面接で輝いて 見えること自体、胡散臭くておかしい。
■もうちょっと言いますと、履歴書で見るポイントは、 家族構成と身内の職業。と、一戸建てか否か、等々…。 アパートだったら、何階に住んでいるか、住んでいたか? って辺りを集中的に聞きます。
要は、培った性格のタネを徹底的に知ることが、一番のポイント、 ってことです。最近の履歴書は、プライバシーの侵害とか言って、 家族欄のないものもありますが、会社からすれば、 人一人の人生を抱えるわけですから、とても(一番)重要な項目です。
■人間(性格)は、何があっても変わらない、これが正解です。
“人間、その気になれば、変われる”とか言いますが、変われません。 変わったように見えるのは、“性格”じゃなく“行動”です。
これも、善いか悪いかではなく、そう思って取り組んだ方が、 採用とか人事で失敗しにくいという、社会のツボです。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
“文字は、心の指紋”…。
また、粋なキャッチフレーズを作ってしまった、私。
今日は、面接に関して、ちょっと長い1滴になってしまいました。 会社にとっても、個人にとっても、一番大切なことだし、 正解が見えにくい部分ですからね。
“クレゾールを染み込ませたスーツを着て新人を装う男” “うつむくと目に涙が溜まるように訓練をする女”
採用する側の“面接のツボ!”なんて書かせたら、 ツボ刺しまくって、砂塵の如く大ヒット! 間違いないんですけどね。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━