砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1750滴:ベルツノガエルに憧れて

意外なことに「売上げが伸びない」という相談はほとんどありません。 だって、私に相談したところで売上げなど伸びる訳ないからです(爆)

それはそうと、相変わらず「社員が育たない」という社長は多いです。

それはね、育つような社員を採用してないからなのよ。

頭があんぽんたんな社長は、頭がトンチンカンな社員を採用しています。

いいですか。社員教育にいくら大金をかけても必ず無駄遣いで終わります。

ウシガエルに1億円かけて教育してもベルツノガエルにはならないでしょ。

それとまったく同じです。

「採用にお金をかけて、教育には1円もかけない」

これが鉄則です。

要は、優秀な奴の採用に全力を尽くせばほとんど勝ちです。

また、ゴミの山を一生懸命に掘っても宝など出てきません。

すると「うちのような零細企業に優秀な奴は来ないよ」とみんな言います。

だから、あなたはあんぽんたんな奴だと数人の友だちから言われるんです。

勉強ができる奴が、ノルマを達成する奴が優秀なのではありません。

自分とウマ(相性)が合う奴が優秀な奴です。

すると、採用面接で相手のいい(自分と合う)部分を見つけようとします。 そして、少しでも自分とウマが合う部分を発掘して、そいつを採用します。

あんたって人は、何をやってもダメ人間だね。

探せば、ウマが合う奴なんて腐るほどいます。

そうではなく、自分とウマが合わない奴を採用しないことが肝心なのです。

例えば、3cmくらいウマが合うけど、1cmはウマが合わない奴がいました。 あなたは「差し引きすると2cmもプラス(黒字)だから」と採用しました。

バカ。

3cmの奥行きはそれ以上深くならないけど、1cmの溝は確実に膨張します。

そう、ウマが合う奴を探すのではなく、ウマが合わない奴を排除することが ベリー・インポータント(それが、一番大事ぃ~♪)なのです。

ボーっと口を開けて読んでいるけど300万円くらいの価値があるお話よ。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

あんぽんたんとアンパンマンは微妙に似てる。

いくら教育しても、ウマが合わない奴とは合わない。

そいつがノルマを達成しようが、新規顧客を腐るほど開拓しようが、 ウマが合わない奴を可愛い奴とは間違っても思えません。

その心情は、社員教育で変えられるものではありません。

ココ、とっても重要です。期末テストに出るかも知れません。

社員教育にお金をかける社長は、ハッキリ言って大バカです。

社長に能がないから、社員教育しかできない さらに能がないコンサルに依頼をするんです。

これを能がない恐怖のスパイラルと私だけはそう呼んでいます。

社員教育で社員は変わらない。絶対に変わらない。間違っても変わらない。

ウシガエルをいくら教育してもウシガエルのままだってばよ。 南米に棲息するベルツノガエルとは種類が全然違うんだもん。

採用面接にだけ全力&お金をかければ、それで十分です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━