砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0424滴:生贄の山羊

安い紅茶を飲みながら久し振りに自分の名前をグーグルで検索をしたら、 結構イッパイあった@速攻でデリートしたいのがてんこ盛りの杉山です。

ちなみに、杉山弘道って相変わらず私と認知症のお医者さんだけでした。

ですから、全国津々浦々の杉山弘道さんにもっともっと出てきて欲しい。

さぁ、そんな杉山弘道だけの杉山弘道倶楽部を作ってキャッチ・コピーは あなたも私も杉山弘道なんだぜぃにしたいってなハナシはバシッとやめて、 今日もサラ~ッとお読みください。

■子どもの世界よりも大人の世界のイジメの方が、

リアルに悲惨なんです。だって子どもの世界は、 好きか嫌いかで、大人の世界は生か死かだから。

■そう、いつの世にもスケープゴートが誕生します。で、それは、

集団が抱える問題を集団内の個人に身代わりとして押し付けて、 その結果として根本的な解決が先延ばしにされることなんです。

■例えば、学校では、

クラスが抱えている一つの問題が、一人のいじめられっ子の生徒を スケープゴートにすることによって一時的に先送りにすることです。

■例えば、会社では、

社長自身がチカラ不足で招いたツケを、まったく関係も責任もない、 ただ人の善いと言うだけの社員にリストラを迫るってことなんです。

■その詰め腹を切らされる生徒や社員が、

スケープゴートなんです。元の意味は、 イケニエのヤギ、って悲惨な意味です。

■でも、どこの学校にもどんな会社にも、

イケニエのヤギはいるんです。それが、 世間の常であり、サルの集団なんです。

■そう、どこの世界でも多勢が集まる場所では、

万人が幸せになるってことなどあり得ません。絶対に、 だれか一人はスケープゴートになるハズです。そして、

■学校でも会社でも、そんな違和感を感じたら、素直に

イケニエのヤギになったと自覚をするんです。すると 決して腹も立たないし、自暴自棄にもなりゃしません。

■肝心なことは、決して戦わないことなんです。

だって、イケニエは戦っても勝てやしません。 だから、自暴自棄になり自分を捨てるんです。

■そして、一番ダメなのは、自暴自棄なんです。だって、

自分が自分を見限ったら、一体だれが自分になるのさ。 一時しのぎの集団なんて、ほっておけばいつか潰れる。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

子どもがケガをしたって親は痛くないんです。

それを目で耳で確認して、心が痛むだけです。 でも、目で耳で確認しなけりゃ痛くないなら、 本当は痛くないんです。きっと痛いだろうと

そんな錯覚かそんなフリをしているだけです。

肉体的に痛くないのは、きっと痛くない。

一時しのぎの慰めは、かえって危険なんです。 いい意味で割り切れるそんな教えも大切です。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━