砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0568滴:去った背中に唾を吐かない

昨日の岐阜県南西部が震源地の地震に怯えた私はフジヤホームセンターで、 リッツとエヴィアンを大量に購入した@あくまでも横文字を好む杉山です。

ちなみに、乾パンと六甲のおいしい水ではダサい感じでナウくないんです。

ですから、岐阜県の南西部って何丁目から何番地までを指すのでしょうか。

さぁ、そんないざとなったら岐阜など捨てるってハナシはバシッとやめて、 今日もサラ~ッとお読みください。

■面と向かってその人を悪く言う人はあまりいません。

多くの場合、その人が去ってから悪く言うものです。 そう、去った背中に平気で唾を吐く人は結構、多い。

■そして、だれもいなくなるんです。だから、

ふと振り返るとだれもいなくなっています。 小さな会社でもまったく同じことなんです。

■その会社のいい社員がそこを去るときって、

その部下が社長に首にされたときです。で、 首にするだけだったら問題はないんですが、

■それから延々と去った元社員の悪口が始まります。

それを残った社員が左右の耳を立てて聞いてます。そして、 いい社員から順番にいい加減に嫌気が差して辞めるんです。

■たしかに首にされた元社員に問題があったとしても、

抵抗もできない去った背中に唾を吐いてはNGです。 絶対に次ぎは自分の番だって残った社員は思います。

■だから、いい社員は早目にサッサと辞めて行きます。

だって、転職なんて若けりゃ若いほど有利なんです。 そして、その小さな会社にはいい社員はいなくなり、

■どこにも行けない社員ばっかが残るんです。そう、

飛車と角行の大駒を欠いた将棋のようなものです。 きっと小駒も大切ですが、探せばそこらにいます。

■差し障りのない歩の悪口を言って失うのは大駒です。

そしてそれを言うのは決まって歩が去ったときです。ですから、 去ったその背中を見たら残った社員の顔を思い浮かべるんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

どんな場合でも自分の身に置き換えて考えるものです。

ちょっとお出掛け中に自宅の方に消防車が向かったら、 だれでも真剣に心配をします。でも、その進行方向が、

自宅から逸れるとみんなホッとするものです。だから、 みんな自分に火の粉が降り掛かることを恐れています。

首になって去った元同僚に同情するんじゃなく、 きっと次ぎは自分の番だと思っているだけです。

そんなもんです。

去ったその背中は、残った社員か空だと思うんです。 きっと唾を吐けば、自分の顔に戻って来るはずです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━