砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0615滴:亭主の値打ち

今では西陽しか差さない部屋の片隅に追いやられた富士通のキーボードを 改めてソッと見つめた@左端にある磨り減ったAが虚しく感じる杉山です。

ちなみに、圧倒的に磨り減ったAを見て母音の素晴らしさを痛感しました。

ですから、その次に磨り減ったキーは@でした。でも、なにも感じません。

さぁ、そんなまったく使わないテンキーは新品同様なのでわざわざ汚した ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■こんな私が中学時代にとっても流行った『頭の体操』の中で、

大学教授が女子トイレに入りましたが叱られません。なぜ? って問題がありました。答えは、その教授は女性だからです。

■でも、そんな問題に1分ほどアタマを悩ませるくらい、

大学教授と言えば男性が当たり前の時代でした。そう、 女性は四畳半でミシンを踏むのが精一杯の時代でした。

■しかし、今ではまったく違います。

男性も女性も同じように働きます。だから、 結婚しても夫婦共働きの家庭も多いんです。

■そして、パートじゃない正社員の奥さんが、

亭主より高い給料をもらうこともあります。すると、 亭主の肩身が給料日のたびに数cmづつ狭くなります。

■それってまだ男性の大学教授しか知らないからです。

そう、給料なんて世帯単位で見るものです。だから、 だれかが稼げば家庭と家計は必ず上手く回るんです。

■こんな私が働く理由は丹頂鶴のメスが餌ばっか食って、

たったの1円の稼ぎもないからです。あいつが稼げば、 こんな私はスーパーで夕飯の買い物をして働きません。

■だから、亭主でも女房でも稼いだ総額が、

自分の値打ちなんかじゃありゃしません。そして、 稼ぎを口にする奴ほどお値打ちでチープな奴です。

■お金はね、ありゃあったでそれでいいし、

なかったらなかったでなんとかなるのよ。そして、 理想的な家族ってだれかがだれかを支えています。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

フジヤホームセンターでトイレットペーパーを抱えた私を偶然見た友人が、 男がそんなものを抱えて歩くなんてちょっと考えられないって言いました。

だから、日露戦争の時代じゃないんだから。

そんなもので男とか人間としての崇高な価値が下がる訳がない。 きっと見栄とか勘違いしたプライドがこびりついているんです。

まるでコレステロールのようにね。でも、 偏食なので中性脂肪には自信があります。

で、偏食の意味は嫌いなことをやらずに、 好きなことを建設的に取り組むことです。

で、自分の値打ちは給与明細の額ではありません。そう、 楽しく建設的に生きてりゃ値打ちのことなど考えません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━