砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0725滴:サファリパークとサンドウィッチ

いくら興味をそそる件名が書いてあっても迷惑メールなど開封しない私は、 一昨日、どうしても内容が知りたくて開封してしまった@悩んだ杉山です。

ちなみに、それは“主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎた”ってね。

ですから、私が関心を抱くオオアリクイを引用するなんて本当に卑怯です。

さぁ、そんなオオアリクイとの出会い系ならこっちから喜んで行ってやる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■オオアリクイがサファリパークにいるかどうかは分かりませんが、

多くの社長ってサファリパークのような会社にしたがっています。 目玉となるライオンやトラや象のような社員を欲しがるはずです。

■でも、いくら単体が強くてもまとまりません。

そう、一つ一つって弱くても構わないんです。 要は、全体で一つの味が出せればいいんです。

■だから、サンドウィッチのような会社がきっと最高だと思います。

発音にこだわる私はサンドイッチじゃなくてサンドウィッチです。 そして、猛獣って個性が強いんじゃなくて我が強いだけなんです。

■そう、ピンではかなり能力を発揮しても、

組織の中ではかえって足を引っ張ります。 要は、味が濃いために交わらないんです。

■サンドウィッチには玉子もハムもレタスも入っています。

そして、辛子だけのサンドウィッチなんて存在しません。 だから、全部の素材が合わさって一つの味を作るんです。

■一つ一つの存在感はとっても薄いんですが、

それは個性がないってことではありません。 小さな存在が重なり合って大きくなります。

■あ、久し振りに素晴らしいことを言ってしまったそんな気がする。

ライオンやトラや象のような濃いキャラは塩水のようなものです。 だから、いくらその場しのぎでも飲んだら確実にノドが渇きます。

■そして、小さな会社の濃いキャラは社長だけで十分です。

猛獣のような社員がいたならきっと喰われます。だって、 会社を辞めてライバルになる社員はみんな猛獣なんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

で、いろんな会社に行くと感じるんですが、 ライオンやトラや象は結構、いるものです。

それって仕事ができる社員って意味ではありません。 まったく仕事ができない奴でも猛獣っているんです。

全身から3cmくらいの緑色っぽい縁取りが見えます。 間違ってもオーラじゃなくてバリアみたな感じです。

いつかは独立したいってのが手に取るように分かります。 でも、それを社長に言ったところで信じてもらえません。

結局、それから数ヵ月後に一番のライバルになるような、 すべてを知り尽くした嫌な存在として目の前に現れます。

でも、玉子やハムやレタスは極めて従順で勤め上げます。 要は、一つの味よりも合わさってできる味がすべてです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━