砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0754滴:魅せる能力と磨くセンス

月に1回の資源ゴミのときに『JCB GOLD』か『プレジデント』が、 束ねた雑誌の一番上にくるように紐で縛る@日経新聞も自慢する杉山です。

ちなみに、祈年町界隈にお住まいの方々は中日新聞か岐阜新聞ばっかです。

ですから、毎月の資源ゴミのために高い会費を払って雑誌を取っています。

さぁ、そんな『プレジデント』は高いので『THE21』に変えるつもり ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■年の頃は40歳代後半。男性。10月生まれの天秤座。

そんな印刷会社の社長と2時間ばかり話していました。 すると「なんでもいいから悪いことを言ってくれ」と、

■ちょっと白髪が目立ってきたAB型の社長が、

アイス珈琲の氷を食べている私に言いました。 「いいことはいいから悪いと思ったことだけ」

■「あ、いいっすか」と氷を噛み砕いて私が言いました。

「社長ね、白い靴下と半袖のワイシャツはNGですよ」 「なんやそれ!?」と中日ファンの社長が返しました。

■「能力があってもセンスがないように見えますよ」続けて、

「県職員が使うような縦書きの分厚い名刺はお願いしても、 横書きのカッコいいデザインの名刺はまず頼みませんよ」

■先日、マドンナのCDを買った社長の眉間に皺が寄りました。

まぁ、ここまで言ったから全部言っちゃえと私は思いました。 水を飲むと「普通の神経では革靴に白い靴下は履きませんよ」

■「一事が万事に思われます」グラスをテーブルに置きました。

「そんなことが関係あるのか?」と浅黒い社長は言いました。 「潜在的な部分でお客さんは判断しますよ」と一蹴しました。

■それから延々と思っていることを40分くらい喋りました。

能力があってもセンスがない方がズッとタチが悪いんです。 能力がなくてもセンスがあれば仕事はなんとかなるんです。

■「そう言えば、杉山さんはうちで名刺を作らんねぇ」と社長。

「だって、仕上がり状態がほとんど想像できますもん」と私。 「能力はごまかせもセンスはごまかせません」と続けました。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

能力はないんだけどセンスがある奴って、 能力もあるように見せることができます。

でも、その逆はあり得ません。

能力があるんだけどセンスがない奴って、 能力があるようにはまったく見えません。

当然、センスとはデザインとか色彩感覚のことだけじゃありません。 要は、その人からにじみ出る雰囲気とか生き方に近いものなんです。

白い靴下と半袖のワイシャツではにじみ出て来ませんし、 かえってどん臭い印象しか残らないので命取りなんです。

そして、辛いものが好きな社長には言いませんでしたが、 でっかい結び目のネクタイも生理的には受け付けません。

自分のお客さんをアタマの中に思い出せば分かりますが、 自分のセンスに合ったお客さんしか絶対に集まりません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━