砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0868滴:音の弊害

名古屋のJR高島屋の13階にあるとんかつ屋でランチを食べていた私は、 キャベツを3回もおかわりした@お腹がふくれてロースを残した杉山です。

ちなみに、3回もおかわりしたということは4杯も食べたということです。

ですから、ご飯のおかわりも自由だったので2杯もキャベツと食べました。

さぁ、そんなロースを残した無念さよりもキャベツを食べた満足感がある ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■只今、Swing Out Sisterの 『Now You're Not Here』が流れています。

ここ数日はこの爽やかな曲で住民放送のオープニングを飾っています。 でも、お話をし始めると一切の音を消して静かな空間を作っています。

■私はどんなに心地良い名曲であっても、

考えるときには一切、受け付けません。 頭の中で歌詞を追い掛けてしまいます。

■だから、音楽が流れる職場ではほとんど仕事ができません。

岐阜にある小さな会社の多くではよく音楽が流れています。 しかも、音楽ならまだいいんですが雑音に近いラジオです。

■私の中の常識では考える職場にラジオなんて言語道断です。

まだ作業をするだけなら分かりますがそれでも私は嫌です。 お客さんの会社に伺ったときでも応接室まで流れて来ます。

■先日、岐阜にある小さなアパレル会社に伺ったときのお話ですが、

東海ラジオの『宮地佑紀生の聞いてみや~ち』が流れていました。 また、午後4時10分前になるとその社長は慌てて立ち上がって、

■CBCラジオの『小沢昭一の小沢昭一的こころ』に合わせました。

だから今、僕が大切なお話してんじゃん!と心の中で叫びました。 ラジオを切り替える時点でこっちのお話はきっと聴いていません。

■仕方がないので10分間ほど黙って一緒に小沢昭一を聴きました。

いいお話でした。目の前の社長の顔がとっても柔和になりました。 午後4時になると小沢昭一がゆうせんの演歌に切り替わりました。

■きっとその会社には考えることができる社員はいないと思います。

会社の中は宮地佑紀生から小沢昭一になって最後は山本譲二です。 私は社長に「音は拷問です」と言いましたが理解しませんでした。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

その社長は「なんで?社員たちも聴きながら楽しくやってるじゃない」と、 まるでラジオや演歌が職場の雰囲気をよくしているかのように言いました。

それは耳が慣れただけです。せっかく考えることができる社員でも、 毎日、耳元で宮地佑紀生や小沢昭一が聴こえると慣れてしまいます。

だから、来春の婦人用スーツのデザインを考えるときに、 小沢昭一を聴きながら考えていいものができる訳がない。

そして、すべての社員に公平であり平等な音楽は、 心地良いかどうかは別にして静寂しかありません。

私は近くを走るJRの音と夏の蝉の声しかダメなんです。 それ以外は考えようと思ってもなにも浮かんできません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━