封筒に相手の住所を書くときに筆ペンを使う私は番地が「2の11」だと、 縦書きで「二の一一」となって紛らわしい@吉田君の心配をする杉山です。
ちなみに、吉田君とは我が家を担当するクロネコヤマトの優秀な社員です。
ですから、縦書きの「二」と「一一」は非常に見分けにくいので困ります。
さぁ、そんなできれば「2の11の3」番地で暮らす人には送りたくない ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■関西では絶大な人気を誇る歌手でタレントのやしきたかじんが、
ある番組の中で落語家の桂ざこばに言った一言がステキでした。 ざこばが「昔に収録した落語のCDが恥ずかしい」と言ったら、
■たかじんが「そんなもんは記念やからええんや」と答えました。
本当にステキな一言です。作ったそのときが確実にベストです。 完璧なデキを狙っていたら頑張ったところで死ぬまで無理です。
■いくらそのときの作品が未熟なものでも、
それは単なる自分にとっての記念なので、 決して汚点や恥部なんかじゃありません。
■確実にそのときの一番なんです。
そして、最も恥ずかしいことは、 未熟を恐れて動かないことです。
■まぁ、ちょっと例えが違うんですが、
棒高跳びの選手を観てよく思います。 思いっ切り有名な選手がパスします。
■5メートルを難なく跳べる有名な選手は、
5メートルをパスします。体力を温存し、 5メートル10センチに備えるためです。
■でも、5メートルがやっと跳べる普通の選手は、
必死に頑張って3回目に見事にクリアーします。 普通の選手の最終記録はその5メートルでした。
■そして、思いっ切り有名な選手の登場です。
すべての挑戦がなんと失敗に終わりました。 だから、5メートルどころか記録ナシです。
■私が言いたいのは「いつまで体力を温存しとんの?」ってことです。
棒高跳びの選手は、立派な公式の記録をちゃんと持っているんです。 なにも持っていない人は今、始めないと死ぬまで記録が残りません。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
「ちょっとやればあいつには勝てる」という奴がとっても多い。 「だったら、やって見せてみろよ!」としょっちゅう思います。
私は筆を持ったらピカソ以上の作品を描ける!と言いながら、 まったくなにも描かずに死んじゃったら単なるホラ吹きです。
本当に描ける腕があってもホラ吹きのレッテルが貼られます。 人生の一番を狙っていてはいくら頑張ってもキリがないです。
いくら未熟な結果に終わったとしても、 それがそのときの紛れもない一番です。
目を覆いたくなるような幼稚なものでも、 自分だけの記念なんだと思えばOKです。
今の自分の未熟を気にしてまったくなにもやらない奴は、 幼稚なものどころか参考記録さえもまったく残りません。
やった結果に納得できなきゃ明日またやればいいんです。 なにがあっても自分の仕事の最大の理解者は、自分です。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━