昔から淳子を「じゅんこ」ではなく「あつこ」と読む女性の方が好ましく、 成績も容姿もOKだと信じていた@おそらく気のせいだとは思う杉山です。
ちなみに、順子は「じゅんこ」ではなく「よりこ」だと本当に嬉しいです。
ですから、教子は「きょうこ」ではなく「のりこ」だと申し分ありません。
さぁ、そんなどっちにしても「子」が付かないと評価の対象にもならない ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■約100社の顧問先を抱える税理士事務所から相談がありました。
ここ数ヶ月、新規の顧問先が1社も増えないので悩んでいました。 若い所長は「なんか打開策はないものですかねぇ」と言いました。
■売上げが上がらない原因は2つしかありません。
顧問先が増えないか単価がアップしないかです。 そこで簡単に売上げを上げることに決めました。
■顧問先の月額報酬を一律5000円ほど増額します。
約100社×5000円=約50万円にもなります。 掛け算をするだけで年間に600万円も儲かります。
■案の定、若い所長は眉間にシワを寄せて怪訝そうな顔をしました。
私は「5000円の値上げで縁を切るお客などほとんどいません」 なんの根拠もないけど引き下がれないので自信満々に言いました。
■すると若い所長は「商道徳上の問題として…」と言いかけたので、
私は「毎月3万円ぽっちしか払わん方が商道徳に欠けてるでしょ」 今回もなんの根拠もないけど成り行きで自信満々に断言しました。
■派遣社員を雇って税理士事務所の職員と同じことをさせたら、
その顧問先は最低でも20万円は支払うことになるはずです。 それをたったの数万円でやらされている方がおかしいんです。
■「お客からバカにされているんですよ」と私は言い切ると、
「他の事務所に合わせる必要はありません」と続けました。 お客は税理士事務所から縁を切られることが怖いはずです。
■そこで最も肝心なことは、お客によって増額幅を決めないことです。
変に頭のいい人は、10%の増額幅を考えます。5万円のお客なら 5000円で3万円のお客なら3000円を増額しようと考えます。
■だから、固定電話じゃないんだから。従量制はNGです。
絶対に5000円と決めたら一律5000円が正解です。 サークルKのおにぎりは、だれが買っても同じ価格です。
■駄々をこねるのは、せいぜい2ヶ月間くらいのものです。
ほとんどのお客は、3ヶ月目からは忘れているはずです。 それにいいお客は「1万円でもいいですよ」と答えます。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
常識的に考えても、お客さんは言われるまで、 自ら金額を上げるようなことは口にしません。
だったら、親切に言ってやればいいだけです。
だって、本当にいいお客さんなら、 きっとたくさん払いたいはずです。
だから、払わせてあげるキッカケを与えてあげないといけません。 しかし、文句を言うまったく分かっていないお客も多いはずです。
そんなときは「さよなら」と言っちゃえばいいだけです。 それで「はい、さよなら」と返すお客などまずいません。
暴利を貪るならNGですが、 薄利に漂うのもいけません。
今回の相談は、新規の顧客が増えないという内容でしたが、 そんなもんは考えれば絶対に増えます。その所長の問題は、
売上げが伸びないので考えるその余裕がなかったことです。
私はね、第三者にはとってもいいことが言えるのよ。でもね、 自分に置き換えたらそんな商道徳に反したことはできません。
恭子は「きょうこ」よりも「やすこ」の方がいいですね。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━