高2のとき英語の授業中に他事を喋っていた3人が黒板の前に立たされて、 先生に「救急車と書けたら戻っていい」と言われた@3分の1の杉山です。
ちなみに、私以外の2人はサッサと書き終えると自分の席へと戻りました。
ですから、焦った私は「amb..ambu..う~ん、ambula.」と悩んでいました。
さぁ、そんな「救急車」と書けばOKで英単語を書く必要なんてなかった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■1ヶ月前に出会った男性から聞いたお話です。
彼は、小さな会社で働くマジメな課長でした。 でも、今ではその会社は清算してありません。
■破産をした訳ではなかったのですが、
それに近い状態で会社を閉じました。 社長は、すべての財産を失いました。
■取引先や社員に迷惑が掛からぬようにと、
大切な自宅まで売って返済に当てました。 そう、破産とまったく変わりゃしません。
■しかし、還暦に近い男気のある社長は、
12人の社員の就職先も斡旋しました。 だれにも迷惑を掛けたくない一心です。
■会社が傾いたその理由は聞きませんでしたが、
受けた手形が不渡りになったような感じです。 まぁ、社長に責任がない訳ではありませんが、
■まぁ、仕方のないことと言えばそれまでです。
でも、社長は自分の責任だと頭を下げました。 破産を拒否したのも自らを戒めるためでした。
■そんな男気のある社長だから、
社員からの信頼は絶大でした。 別れを嘆く社員ばっかでした。
■でも、現実にその会社はなくなって、
12人はそれぞれの職に就きました。 それが今から3年前の出来事でした。
~ 案の定、ちょっと長くなりましたので編集後記に続きます ~
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
■その会社を清算してから1年後の春のことです。
12人は集まりました。会社を立ち上げました。 マジメな課長だった彼は誇らしげに言いました。
■「どうしてもあの社長の下で仕事をしたかった」ってね。
業種も以前とまったく同じで社員もまったく同じ顔です。 そして、驚いたことに社長が座る椅子も前のまんまです。
■そう、マジメだった課長が自宅の倉庫に隠していました。
ちょっと見方を変えれば立派な窃盗です。しかし、彼は そのくたびれた椅子にもう一度、社長を座らせたかった。
■そして、12人が揃って社長に会いに行きました。
自分たちが作った会社の社長に就任して欲しいと。 しかし、社長は「君たちでできる」と断りました。
■するとマジメだったと思う課長が「いくら仕事ができても、
社長に似合う奴は12人の中にはいないんです」と言うと、 「あなたしか社長が似合う人はいません」と断言しました。
今では、13人で立派に売上げを伸ばしてやっています。 社長が似合う人、社長しかできない人は必ず存在します。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━