2007-09-03 ある男の優雅な午後3時 楽観日記 男は暖簾をくぐった。ちなみに、暖簾は「のれん」と読むんだ。椅子に腰を深く下ろすとよく冷えた水を一気にあおった。汗をかいたグラスが手に心地良く馴染んだ。「白玉ぜんざい」男はつぶやいた。大きなアイスクリームを器に注ぎ込むと十勝産のあずきを口に運んだ。男は泣き崩れた。「時間よ止まれ、君は美しい」男は呼吸を整えた。